特別なスキルや資格を必要としないWEBライター。副業でも人気の仕事です。
しかし実際にWEBライターで生活している人はなかなか身近にはおらず、これからWEBライターを始めたいと思っている方や実際に始めている方でも、不安に思われる方も多いのではないのでしょうか
- 「WEBライターの仕事って将来性はあるの?」
- 「才能や技術がないと稼げないんじゃない?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなWEBライターの実態はどうなのかというお悩みを、実際の現実はどうなのか、対処法をあわせてお伝えすることで解決します。
具体的には
- WEBライターの闇、実態について
- WEBライター業界で淘汰されずに生き残るには
の順番に例を挙げながらご紹介していきます。
5分くらいで読めますし、WEBライターという仕事で活かしていける可能性が高いので、まずはご一読を!
WEBライターの闇、実態1:悪質、ゴミクライアントも多い
WEBライターで稼でいくにあたって、悪質な案件が多いというのも事実です。
悪質な案件とは…
- 低すぎる単価 (1文字0.5円未満)
- 理不尽な修正を何度もしてくる
- ECサイトのレビュー (規約違反) など
このような案件ばかりでは、いくら頑張っても稼ぐことは難しいですよね。
特に規約違反は場合によってはアカウントの停止や削除になりかねません。
このような案件、クライアントを見極めていくには、評価と実績を確認することが有効です。
評価が低い(4.0を下回っている)、否定的な評価が多い場合は注意しましょう。
WEBライターの闇、実態2:実績がないとなかなか提案が通らない
WEBライターになって一番しんどいのは初心者の時期と言われています。
なぜなら、実績がない頃の提案はほとんど通らないためです。
WEBライターの提案の一般的な例としては
- ライター歴〇〇年でキャリアがあります。
- 得意分野は〇〇です。
- 〇〇といった実績があります。 など
キャリア、スキル、実績を示してクライアントにメリットがあることを証明するしかありません。
しかし初心者はキャリア、スキル、実績のどれもありません。
のためなかなか提案は通りにくくなってしまいます。
厳しい状態を抜け出すには1件でも多くの実績を獲得していくことが重要になります。
WEBライターの闇、実態3:収入が安定しない
先ほども説明した通り、実績がなく提案が通らない間は1件獲得するのも大変です。
WEBライターが固定収入を獲得するためには、継続案件を獲得することが必要になります。
そのためには、1件1件の仕事を丁寧にこなし、クライアントと信頼関係を築いていくことが重要です。
まずはコツコツ書いていく…ことが大切ですね。
WEBライターの闇、実態4:AIライティングツール、CHATGPTのせいでライターの仕事が奪われる可能性
はじめにChatGPT(チャットジーピーティー)とは、「OpenAI(オープンAI)」という企業が開発したAIチャットサービスのことです。
コンピュータとの自然言語による会話を可能にする新しい人工知能(AI)テクノロジーであり、テキストの膨大なデータセットでトレーニングされ、人間が書いたテキストに似たテキストを生成できるといわれています。

プログラミング言語や文章が書けてしまうことから、ChatGPTによって、エンジニアやライター、カスタマーサービス、デジタルマーケティングなどの職が消えてしまうのではないかと囁かれています。
実際にこのような記事も出ています。
2023年1月24日にガーディアン(The Guardian)に寄稿したフリーライターのヘンリー・ウィリアムズ(Henry Williams)は、OpenAIのChatGPTがたった30秒でほぼ完成されたマーケティングの記事を作成した後、その楽しさが「恐怖」に変わったと語っている。このChatGPTの記事は少し編集が必要だったが、編集後は500ポンド(約8万円)を請求してもいい内容だったと語った。ウィリアムズは、記事は単純な構造で、非人間的な文体で書かれているが、「キーになるポイント、文法、構文はすべて正しかった」と述べた。 そして彼は「人工知能が私の仕事を奪っていくのは間違いないことだ」と付け加えた。
引用:https://www.businessinsider.jp/post-264825
現代のテクノロジーの進化により、AIライティング技術の進化は著しく、ライティング関連業務は今後AIに置き換えられるのではないか。といった危機感が感じられます。
WEBライターの闇、実態5:バックれるライター・発注者が多い
近年、ライター数は増加しており、特別な資格もいらず気軽にライターになれる時代になったからこそ、バックレてしまうライターは残念ながら一定数は存在します。
なぜ、WEBライター業界ではバックレる人が多くいるのでしょうか。
それには以下の理由が考えられます。
代わりの仕事があるため
WEBライター向けの記事作成の仕事はネット上にたくさんあります。代わりがあるからこそ「また次を探せば良い」という気持ちからバックレてしまうと考えられます。
正式雇用ではなく、仕事としての意識が薄いため
正式なやり取りであれば、「業務委託契約書」を結びますが、あくまでも業務を委託されたという立場であり、雇用されたわけではありません。
職場に出勤して相手の顔をみて仕事をする機会も少なく、人によっては仕事を任せられているという自覚が薄くなりバックレても問題ないだろうという結論に至ってしまう可能性が考えられます。
しかし案件を任された以上、社会人として責任を持ち、こなさなければならない仕事であることには変わりはありません。
今後仕事をしていくうえで、信用を失う、報酬を得られないだけでなく、業務委託契約書の内容によりますが、仕事をきちんと果たさなかった場合に「損害賠償を請求します」という記載がある場合、契約に則って損害賠償を請求される恐れもあります。
どうしても仕事が続けられない場合には、出来る限り早い段階でクライアントに連絡をし、事情があることを正直に伝え、納期を遅らせてもらったり、取引を取り止めにしてもらったりできないのかを相談してみてください。
またライターだけでなく、発注者がバックレるというケースもあります。
例としては…
企画や納品までの業務の流れ、価格、納期、継続の可否などを伝えられ、成約前に記事を書かせて、それを受け取ったのち連絡が取れなくなる。
これを避けるためには契約や仮入金より前に仕事をしないことです。
また直接依頼は避けクラウドワークスを利用し、その際にも
- 評価に悪いコメントが付いていないか見る
- 本人確認が済んでいるか確認する
などのポイントを押さえておくことをオススメします。ここまでWEBライターの闇、実態について5つの項目に分けて説明してきました。
WEBライター業界で淘汰されずに生き残るには
では、ここからはWEBライターとして生き残っていくためにはどうすればよいのかについて、説明させていただきます。
AIツール(CHATGPT)を使いこなす
WEBライターの闇、実態の部分ではAIツールに仕事を奪われる可能性について説明いたしました。
AIツールがどんどん進化している中で、危機感を持たれているというのも事実です。
しかしAIツールをうまく使うことで、効率的に稼ぐことができている例もあります。
「バンクーバー在住のフリーランス・ライター、トニー・ドンはAIなどのツールを駆使して仕事をしている。」という記事をご紹介いたします。
バンクーバーに住む金融ライターのトニー・ドン(Tony Dong)は自分の時間を効率的に使っている。Insiderが確認した書類によれば、27歳のフリーランス・ライターのドンは2022年に14万9000カナダドル(約1490万円、1カナダドル=100円換算)を稼いだ。ドンの計算によると、週当たりの労働時間はおよそ30時間だったという。彼がフルタイムのフリーランスになったのは2022年4月のことだ。旅行に使える余剰資金を稼ぐために1年ほどライターの副業を試してみたところ、これで生計を立てられると気付いたという。そして2022年3月、ついにフルタイムの仕事を辞めた。その翌月にはフリーランスの仕事だけで1万700カナダドル(約107万円)を稼いだという。5月も安定的にフリーランスの仕事を続け、約1万900カナダドル(約109万円)を得た。2022年で最も稼いだ月は9月で、1万7000カナダドル(約170万円)を稼いだという。
引用:「バンクーバー在住のフリーランス・ライター、トニー・ドンはAIなどのツールを駆使して仕事をしている。」
上記の記事のように、AIツールを利用することによって短い時間で書き上げることができるようになり、多くの案件にも取り組むことができるようになります。
AIにできることを理解し利用することでより利益につなげることができるのです。
難関資格を取得して、専門性をグイッと高める
これまでも説明してきた通り、WEBライターになるには資格は必要ありません。
ですが、WEBライターの増加やAIツールが利用されるようになる中で、より多くの案件を獲得していくためには資格を持っていることは、差別化できる武器になります。
専門資格を持っていると、そのジャンルの専門ライターとして書ける記事の幅が広がり、自分の持っている情報をもとに、記事を執筆できます。
資格がないライターが書いた記事よりも、信憑性も高くなります。
おすすめの資格は以下の通りです。
- ファイナンシャルプランナー
- 宅建士
- 栄養士
- コスメライター
近年、Googleなどの検索エンジンは、信頼できる執筆者による記事を優遇する傾向にあります。資格を持っているWEBライターが書いた記事の方が、検索上位を取りやすいため、クライアントも資格持ちのライターを求めていることが多いです。
SEOライターとして「記事を上位表示させて実績を増やす」
そもそもSEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimaization)」のことで、簡単に言うと「Googleで検索したときに自分のサイトを上位に表示させる施策」のことを言います。
つまりSEOライターとはGoogleやYahooで上位表示できる記事を書けるWEBライターのことを言い、「SEOを意識したWEBライティングができるライター」のことです。
一般的なライターが稼ぐ報酬とSEOライターが稼ぐ報酬とでは差があります。
資格や専門知識も大切な武器ではありますが、ある程度の時間と労力、金銭的な負担が伴います。
これに対し習得すべきスキルを検索順位の上位化に必要な知識・ノウハウに的を絞った結果、「わずか半年ほどで報酬が1.5倍にUPした!」というSEOライターも珍しくなく、より効率的に文字単価のUPを目指せるのが「SEOライター」と言えます。



SEOライターの文字単価が高いのは、それだけニーズが高い証拠でもあります。
では、なぜ高い報酬を支払ってでもSEOライターに記事を書いてもらいたいと思っているクライアントが多いのでしょうか。SEOライティングスキルにより上位表示ができると、閲覧数が増えるので、売上UPにつながる見込み客獲得ができるからです。
そのため企業は、どうやったら上位表示できるかを考えて執筆できる「SEOができるライター」に依頼したいと考え、ライターによって書かれた記事が、縁の下の力持ちのような役割を果たしているのです。
WEBライターの実態、闇:現実は甘くないのか?対処法も合わせて徹底解説!:まとめ
この記事では、WEBライターの実態を解説してきました。本記事のまとめは以下のとおりです。
- 悪質なクライアントの案件に注意すること。評価や実績を見極めて提案、契約をしましょう。
- 実績やないうちは提案を通すことは難しく、収入を安定させることも難しいのが事実です。1件1件の案件を大切に丁寧にこなしていくことが大切です。
- WEBライターとして生き残っていくためには、AIツール(CHATGPT)をうまく利用し、効率よく時間を使い稼いでいくことが重要です。
- 資格を取得することで専門性、信頼性の高い記事を書き、差別化を図っていくこともおすすめです。
- SEOライターとしてニーズの高いライターになり安定した収入につなげましょう。
今回は、WEBライターの実態、闇のすべてをお伝えさせていただきました。ぜひ参考にしてください。
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