副業でWEBライターを始めよう!と思ったときに、仕事を獲得するためにまず書かなくてはいけないのが提案文です。
- 「WEBライターの提案文ってどうやって書けばいいの?」
- 「WEBライター案件に応募しても、なかなか採用されない…」
- 「未経験の場合なにを提案すればいいの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、提案文の書き方をマスターして採用率を上げたい、というお悩みを、
現役WEBライターの観点から解決します。
具体的には
- 提案文の書き方の基本の6ステップ
- メールで提案文を送る際の注意点
- クラウドソーシングサイトで提案する際の注意点
- 提案文が通らないたった1つの理由
の順番にご紹介していきます。
5分くらいで読めますし、採用される提案文の書き方が習得できる可能性が高いので、まずはご一読を!
WEBライターの提案文の書き方での2つのポイント
WEBライターの提案文とは、ライティング案件に応募する際に書く文章のことです。

出典元:Lancers
クライアント側は応募者の提案文をもとに、仕事を依頼する人を決めます。
WEBライターを始めるにあたって、まず提案文が通らないと仕事を始めることができません。
未経験でも採用されるために、しっかりと提案文を作りこんでいきましょう。
挨拶・回答・自己紹介・経歴・実績・締めの6ステップの流れで書こう
WEBライターの提案文の基本的な書き方をご紹介します。
下記の6ステップの内容を入れ、自分の特色がアピールできる文章を簡潔に書いていきましょう。
挨拶 | 丁寧な印象をもってもらえるよう、まずは挨拶からスタートしましょう。 |
募集文に対する回答 | 案件の募集にあたって、「この内容を添えて応募してください」という項目があります。必ず目を通し、まず回答を記入しましょう。質問事項をまとめて箇条書きで返答することで、読みやすくなります。 |
自己紹介 | 副業ライターなのか専業ライターなのか、得意分野などを書きましょう。この部分はテンプレート化して、他の提案文でも使うこともできます。 |
経歴 | 経歴・略歴をできる限り詳しく記載しましょう。 詳しく書くことで、信ぴょう性を高められますので、履歴書のように具体的に書いていくのがおすすめです。 未経験者向け案件以外では、素直に未経験であることを記載する必要はありません。本業や資格などで活かせる経歴があることを書きましょう。 |
執筆実績 | ライティングスキルがわかるような実績(公開許可をもらった記事など)を載せましょう。執筆実績がまだない場合は、ブログや応募用の文章を作成しておくことがおすすめです。 |
締め | 募集に対する意気込みなどを最後にアピールし、文章を締めくくりましょう。丁寧な挨拶も忘れずに添えましょう。 |
- 挨拶
丁寧な印象をもってもらえるよう、まずは挨拶からスタートしましょう。
募集文に対する回答
案件の募集にあたって、「この内容を添えて応募してください」という項目があります。必ず目を通し、まず回答を記入しましょう。
質問事項をまとめて箇条書きで返答することで、読みやすくなります。
自己紹介
副業ライターなのか専業ライターなのか、得意分野などを書きましょう。この部分はテンプレート化して、他の提案文でも使うこともできます。
経歴
経歴・略歴をできる限り詳しく記載しましょう。
詳しく書くことで信ぴょう性を高められますので、履歴書のように具体的に書いていくのがおすすめです。
未経験者向け案件以外では、素直に未経験であることを記載する必要はありません。本業や資格などで活かせる経歴があることを書きましょう。
執筆実績
ライティングスキルがわかるような実績(公開許可をもらった記事など)を載せましょう。執筆実績がまだない場合は、ブログや応募用の文章を作成しておくことがおすすめです。
締め
募集に対する意気込みなどを最後にアピールし、文章を締めくくりましょう。丁寧な挨拶も忘れずに添えましょう。
この6ステップを基本に、必要に応じてカスタマイズしてみてください。
挨拶から始まり、必要事項を網羅することで、ビジネスマナーのある信頼のおける人だという印象を持ってもらえます。
指定のフォーマットがある場合は募集要項の読み込みは必ず行ってください。指定されている事項を無視していると、読んですらもらえません。
執筆実績は「意識したこと」「SEO順位」などURLのみならず解説文も書こう
執筆実績は自分をアピールできる材料です。ただ添付するだけではもったいない!実績内容を読んでみたい、と思ってもらえるような解説文もつけましょう。
【例】
- キーワード〇〇で検索1位を獲得
- 〇〇ジャンルでは、〇〇を意識した文章を心がけています
- 〇〇の専門ブログを運営中
クライアントは、依頼したい記事コンテンツと経歴が合うWEBライターを採用したいと思っています。
SEO順位の実績があれば、SEOスキルを端的にアピールできます。初心者の方は執筆の際に意識したことを書くことで、目的意識を持ってライティングしている印象をつけましょう。
自分を採用してくれればこんなメリットがある、とクライアントが感じられるような書き方をすることが大事です。
WEBライターの応募メールで提案文を送るときの3つの注意点
企業のHPやSNSなどでWEBライターが直接募集されている場合、提案文を直接メールで送ることになります。
応募メールを送る際、メールの書き方やマナーで悩みませんか。メールの内容次第で、クライアントからの印象も変わってきます。
基本的なビジネスマナーを踏まえたうえで、WEBライターの応募時に特に気を付けたいポイントをご紹介します。
サンプル記事が多ければいいってものではない
自分のスキルをアピールするために、適切なサンプル記事を添付する必要を先ほど説明しました。
しかし、色々なスキルがあることを見せるために、過剰に添付することはやめましょう!
なぜなら、容量が重いメールは受信されなかったり、削除されることがあるからです。自分の主張だけが激しい人は依頼内容に沿った記事を作成してもらえないと思われる可能性もあります。
相手の立場や気持ちも考えたうえで、厳選した2・3個のみ添付するようにしましょう。
サンプル記事を厳選する場合は、応募する案件のジャンルに合わせたものを選びましょう。どのような記事を書いてくれるのか、クライアント側も想像しやすくなります。
メールの件名を適当に送らない
メールの送信相手が最初にまず目にするのは、件名です。
日々たくさん届くメールの中で、受信リストを見たときに件名だけで内容が理解できることが重要です。簡潔で具体的な内容がわかる件名をつけましょう。
件名の付け方ひとつでメールを開封してもらえなかったり、返信してもらえなかったりする場合もあります。
【例】
○○案件応募の件|氏名
【応募】〇〇案件/氏名
件名を文章にしたり、無題のまま送ったりするのは絶対にやめましょう。
実名・実写で応募しよう
ライターとして活動する際、実名・実写の方がクライアントからの信頼を受けやすくなります。
初めて仕事をする相手を選ぶ際に、きちんと仕事してくれるのか・途中で連絡が取れなくなったりしないか不安に思うもの。
実名・実写を使うことで、本気で取り組んでいることをアピールできます。
メールアドレスも仕事用のアドレスを用意しておくと、プライベートのメールと混在してしまうことがなくなります。フリーアドレスでもOKですので、名前+数字などシンプルなアドレスを作成しておきましょう。
本業バレを気にする方も多いかと思いますが、最初から記名できる案件は多くありません。実名を目にするのはクライアントのみ、ということが多いです。
ランサーズ・クラウドワークスでの提案文を送るときの3つの注意点
ランサーズ・クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトでも、プロジェクト型の案件に対して提案する、という形式で仕事をすることができます。
人気の案件では1日で何十件といった提案が集まることもあります。ほかの応募者と差別化できる提案文を送りたいですよね。
ここでは、やってしまいがちな注意点をご紹介します。
質問回答だけ送るのは避けよう。
募集文をしっかりと読み、質問されている事項に回答するのは必須です。しかし、提案文がそれだけになっていませんか?
質問回答だけの提案文では、あなたの持ち味やスキルが伝わりません。
質問事項の内容は稼働時間や執筆可能記事数など、条件面のすり合わせをするための内容が多いです。

たくさん執筆してくれるなら誰でもいい!というような案件でない限り、どのような文章が書けるのか、という部分が大事になってきます。
また、挨拶や自己紹介部分を削るのも失礼な印象を与えてしまうので、避けましょう。
見積もり金額をミスらないようにしよう
クラウドソーシングサイトで提案する際には、こちらから金額の提示を行います。
募集要項に文字単価や記事単価が記載されていますので、見積金額を間違えずに入力するようにしましょう!
この段階で金額を間違えてしまうと、「ちゃんと募集要項を読んでいないのかな」「ミスが多いライターなんだろうな」と思われてしまいます。
せっかく頑張って書いた提案文を読んでもらえずにお断りされてしまう可能性が高いので、必ず再度確認してください。
執筆可能記事数は多ければいいわけではない
提案文には、1週間の稼働時間・執筆可能記事数などのスケジュールを記載しましょう。
具体的に記載することで、クライアント側はどの程度の仕事を任せることができるのか、把握することができます。
しかし、執筆可能記事数は多ければいいわけではありません。
採用されたい、頑張りたいという意識が強いと、つい多めに執筆可能記事数を書いてしまいがちです。
しかし初めての執筆や、初挑戦する分野に関しては、どの程度時間がかかるのかわかりません。
- 「やってみたら意外と時間がかかってしまった…」
- 「本業が忙しくて、思うように時間が取れない…」
執筆可能記事数を多くしすぎると、このような状況に陥ってしまう可能性が高くなります!
約束の納期に間に合わないと、信頼を失い、その後のお仕事が継続されなくなってしまいます。また評価が低くなってしまうと、そのほかの案件も獲得しづらくなる可能性も。
必ず実現可能な記事数を書くようにしましょう。
ライターへの発注者からWEBライターの提案文について注意点を解説
発注者側として多くのWEBライターと関わっていくと、提案文だけでライターのスキルがある程度わかるようになってきます。
提案文の内容次第では、執筆実績の内容まで確認してもらえずにお断りされてしまうことも。
スキル不足だな、と思われてしまいがちなポイントを解説します!
「〇〇様へ」「〇〇様にとって」で間違えて送るのは避けよう
名前を間違えられると、誰でもいやな気持ちになりますよね。
テンプレの使いまわしやコピペをしていると、本文中の名前を間違えてしまいがちです。大変失礼で致命的なミスですので、それ以降の提案文を読んでもらえない可能性もあります。
また、大事なところでミスをする人、きちんと文章の再確認を行えない人、というイメージを持たれてしまいます。
会社名や媒体名は複雑な名前も多いので、必ず再確認をすることを心がけてください!
また、文章では「御社」ではなく「貴社」を使うことも忘れずに意識しましょう。
WEBライターの提案文が通らないたった1つの理由はこれ
提案文が通らないたった1つの理由は、読む相手(クライアント)の気持ちに立った文章になっていないからです。



読む側であれば、読みにくい文章や誤字脱字の多い文章はいやですよね。テンプレートで使いまわしていることが一目でわかる当たり障りのない文章も、心を動かしません。
ライティングという「文章」の仕事を獲得するための提案文です。テンプレートで楽して済ませる人に担当者が依頼したいと思うのか、と考えてみましょう。
相手がこの案件でWEBライターになにを求めているのか、をまずは考えることを意識してください。相手の求めていることをきちんと理解できれば、自分のなにをアピールすればいいのかも見えてきます。
自分が書きたいことを書くのではなく、相手の立場に立った文章を書くことで、提案文がぐっとよくなります。
むやみに応募するためにテンプレート化した提案文を使うより、採用率も上がります。
提案文も記事と同じです。「誰かに向けて書いている」ということを忘れずに、提案文を作成してみてください。
まとめ
本記事では、採用率がアップする提案文の書き方を解説してきました。本記事のまとめは以下のとおりです。
- 提案文は簡潔にアピール事項をまとめる
- メールで送る際は件名や容量にも気配りを
- クラウドソーシングサイトでの提案での差別化をつける方法
- すぐに使える提案文のテンプレート
- 1番大事なのは、クライアントの気持ちに立った提案文を書くこと
今回は、採用率を上げる提案文の書き方、実際に使える提案文テンプレートなどをお伝えさせていただきました。実体験をもとにした、本当に役立つWEBライターノウハウなので、ぜひ参考にしてください。
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