Webライターは資格がなくても仕事ができます。
しかし、Webライターは人気の高い職種なので競争率の高い案件もたくさんあります。
資格を提示する事で他のWebライターとの差をつけ、案件獲得に繋がったり文字単価の交渉が有利になる可能性があります。
「Webライターに資格って意味あるの?」
「何か資格が欲しいけどどれをとったらいい?」
「勉強したいけどどこから手を付けたらいいかわからない」
本記事ではこのような悩みを持つ方へ、今回はWebライターの仕事に役立つ資格をまとめました。
WEBライターに資格は有利?
『この資格をとればWebライターになれる』という資格は残念ながら存在しません。
しかし、スキルを証明できる資格や勉強が役に立つものはあります。
Webライターにおススメの資格を紹介します。
SEO検定
一般社団法人全日本SEO協会主催の検定です。
検索エンジン最適化に関する知識を証明できます。

プロフィールをパッと見ただけで相手に伝わる資格がほしい方にオススメです。
内容 | 4級から1級まで4段階に分かれています。 4級ではWebの仕組みや基礎から、1級はアプリ集客やローカルSEO・ペナルティ復旧など高度な内容を学ぶ全国各地の会場で試験が開催されます。 マークシート形式の問題を60分で80問説く得点率80%以上で合格テキストは公式サイトや書店で購入可能 |
メリット | SEO対策についての知識を体形的にまとめて習得できる合格者は認定ロゴをダウンロードして自由に名刺やWebサイトなどに掲載できる 検定の公式サイトに合格者としてプロフィールが掲載される ホームページ所有者はURLも掲載されるため、全日本SEO協会からの被リンクが受けられる。 |
デメリット | 全ての級を勉強し資格を取るにはテキスト代と試験代が高くなる SEOは変化していくので勉強した時点での知識がずっと役に立つわけではない 内容が難しいという声がある |
料金 | 4級 5,000円 3級 5,000円 2級 6,000円 1級 8,000円 |
難易度 | 上級者からみると大した内容ではないという声がある一方で、初心者にとっては難しい言葉が多く難しいと言われています。 |
合格率 | 2021年 4級 81% 3級 68% 2級 63% 1級 70%(引用:全日本SEO検定 試験情報より) |
WEBライティング技能検定
日本クラウドソーシング検定協会が発行する民間資格です。



これからWebライターを目指したい初心者の方、
ライティング経験はあるけれど文章の書き方やビジネスマナーなどの基礎を勉強し直したいという方におススメ。
試験だけを受けることはできず、ヒューマンアカデミーの通信講座『たのまな』でWebライティング講座を受講することが必須条件となります。
内容 | 文章作成の基本やSEOの基礎、クラウドソーシングでの仕事の進め方などを学ぶ Web上で行われる在宅試験を受けるチャンスは月一回時間は90分で、選択式の択一問題が50問、ライティング問題が4問出題される 8割以上の理解度があると合格 |
メリット | 教材セットにはタイピングの教本もついており、ほとんどパソコンに触ったことのない人でも勉強しやすい Webライティングの基礎知識やビジネスマナーも学べます。 ライティングのスキルを証明しやすくなる 合格者はクラウドソーシングで特典が受けられる 主な特典:ランサーズ→メールマガジンでおすすめの人材として紹介される。 サグーワークス→『サグーライティングプラチナ会員』に登録で記事報酬5%アップ。 また、レベルアップするたびにもらえるボーナス報酬が2倍になる。ちょびリッチ→合格者IDの入力でポイントプレゼント。 |
デメリット | 料金が高い通信講座を受けなければ試験も受けられないため時間がかかる 上級者にとっては初心者向けの資格という印象がある |
料金 | 41,000円 【内訳】 通信講座代 32,000円 試験代 6,000円 合格証の発行 3,000円 |
難易度 | 内容は初心者向けとされていますが、時間が足りず難しい声もあがっています。 指定されたキーワードに沿って300~400文字の文章を限られた時間で書くのが難しく、合格率が下がっているようです。 実際に出題されたライティング過去問題がこちら |
合格率 | 47.3% |
Webライティング能力検定
日本Webライティング協会主催の検定です。
Webライティング初心者から中級者向けの資格と言われています。



合格する事で検定紹介のアフィリエイト報酬が2倍となり、仕事を紹介してもらえる可能性もあるんだな
資格を仕事に繋げたい方にもおススメです。
内容 | 全国17カ所の会場で年に2回開催される時間は90分。 得点によって1~3級の資格が与えられる88点満点で、80点以上が1級、53点未満は不合格となる 【具体的な課目】 国語、Webライティング、コピーライティング、メールライティング、SEO、倫理・法律、炎上対策、ミニ論文 |
メリット | 検定試験のスタッフや記事作成の仕事を紹介してもらえる可能性がある 検定紹介のアフィリエイト報酬が2倍となる肩書きとして使える 公式サイトの資格保有者リストに掲載される |
デメリット | 必ず仕事に繋がるわけではない 資格の更新費用がかかる |
料金 | 13,500円 学生割引あり(50%OFF) 受験料を支払うと公式テキストがついてくる紹介者割引あり(500円OFF) 2回目以降は3000円OFFで受験可能 Youtube動画講座がついた19,800円のセットもある資格取得後、更新費用が2年で12,000円かかる |
難易度 | 1級を取得するには8点分のミスしか許されないため、初心者にとっては1級の難易度が高いと言えます。 |
合格率 | 近年の1級合格率 25~30%(2022年12月現在) |
日本語検定
日本語検定委員会が主催する検定です。
語彙力のアップが狙える、Webライターにとってはかなり実用的な資格です。
文章作成のスキルアップをしたい方やコミュニケーションスキルをアップしたい方にもおススメです。
内容 | 1級~7級まであり、1級が社会人上級レベル・7級が小学2年生レベルとされる敬語、文法、語彙、言葉の意味、表記、漢字の6つの領域別得点率が50%以下だと認定されない(7級を除く) 試験時間は1~3級→60分、4~7級→50分全国各地の試験会場で年2回開催される書店で公式テキストを購入可能 |
メリット | 文章の表現力が上がりライティングスキル向上が狙える 正しい日本語でわかりやすい文章作成がしやすくなる Webライターとしての就職活動で印象が良くなるコミュニケーション能力が高くなる どんなビジネスや日常生活でも役に立つ |
デメリット | 上級レベルは難易度が高い資格が収入には直接繋がりにくい |
料金 | 1級 6,800円 2級 5,800円 3級 4,300円 4級 3,000円 5級 2,300円 6級・7級 2,200円 |
難易度 | 1級・2級の難易度は非常に高いと言われています。 |
合格率 | 2022年11月の結果 1級認定 5.9%(準認定18.6%) 2級認定 16.8%(準認定21.5%) 3級認定 46.0%(準認定14.5%)4級~7級は70%以上が認定 |
文章読解・作成能力検定
日本漢字検定能力協会主催の検定です。
この資格は勉強する事でわかりやすい文章を書く力が身に付きます。
Webライターの必須スキルでもある『相手に伝わる文章』を書けるようになりたい方におススメです。
内容 | 日本語の文章に関する検定選択問題と記述問題が出題され、基礎力・読解力・作成力について評価される 年1回(学校や団体の場合は4回)東京・大阪で開催される 2級・準2級・3級・4級があり、2級がハイレベルな資格となる 200点満点中、70%程度の正解で合格試験時間は2級90分、その他は60分公式テキストはAmazonなどで購入できる |
メリット | わかりやすい文章が書けるようになるコミュニケーション能力が上がる文章を早く書く練習ができる |
デメリット | 資格が収入には直接繋がりにくい |
料金 | 2級 4,000円 準2級、3級 3,000円 4級 2,000円 |
難易度 | 合格率はそれほど低くありませんが、2級に関してはだめだったという口コミも多くあります。 テキストでの勉強と文章を早く書く練習が必要なようです。 |
合格率 | 70%程度 |
ビジネス著作権検定
株式会社サーティファイが開催する検定です。
Webライティングをはじめ、コンテンツ制作を行う人やSNSでの発信でトラブルを起こしたくない方にもおススメです。
内容 | BASIC、初級、上級の区分がある著作権や情報モラルに関しての選択問題の他、上級は事例に基づく問題が出題される初級は年3回、上級は年2回開催される2021年からWeb試験となっています 【時間】 BASIC→50分 初級→60分 上級→90分 BASIC、初級は得点率65%以上、上級は70%以上で合格公式テキストはこちらから購入可能 |
メリット | 安心して仕事をするための知識が得られる 上級合格者は知的財産管理技能士1級・2級(国家資格)の受験資格を得られる 信頼感を上げられる |
デメリット | 資格の提示が案件獲得に直接繋がりにくい |
料金 | BASIC 4,200円 初級 5,100円 上級 8,000円 |
難易度 | しっかり対策を行えばそれほど難しい検定ではないと言われています。 |
合格率 | 61.3%(2021年) |
ほぼ日の塾【番外編】
内容 | ほぼ日刊イトイ新聞のコンテンツがどのように作られているのか教えてくれる講習会受講者の中で希望した人は課題を提出し「ほぼ日」に掲載される |
メリット | コンテンツ作りのプロから直接話が聞ける交流の場になる |
デメリット | 応募者多数の場合は選考で参加者が絞られる |
料金 | 無料 |
東京コピーライターズクラブ(TCC)賞【番外編】
内容 | 東京コピーライターズクラブ主催優れた広告製作者に贈られる賞一般部門、新人部門に分かれている2022年の受賞作品はこちら |
メリット | 受賞歴は大きなアピールポイントになる一般部門は何作品でも応募可能 |
デメリット | 受賞すると多くの人の目に触れるため、批判の声があがることもある審査料金がかかる |
料金 | 一般部門(1点ごと) 【会員】 グラフィック→1,500円 CM→2,000円 Web→2,000円 【非会員】 グラフィック→3,500円 CM→4,500円 Web→4,500円 新人部門1名12,000円 |
宣伝会議の編集・ライター養成講座【番外編】
内容 | 宣伝会議が運営する講座半世紀以上の歴史ある出版社が運営しており、初心者からすでに仕事をしているライターまで幅広く人気がある プロのライターや編集長から仕事のノウハウが学べる卒業制作として作った記事が優秀作品に選ばれると宣伝会議のメディアに掲載される 東京会場での受講かオンラインでの受講かが選べる |
メリット | 現役でライターや編集の仕事をしている 講師からリアルな話が聞ける100人以上の同期と一緒に学ぶため情報交換の場として使える 就職や転職のサポートが受けられる |
デメリット | 料金が高いオンラインでもカメラをオンにする必要があるため、身だしなみに気を使う |
料金 | 176,000円※無料体験講座もあります |
WEBライタージャンルごとにおすすめの資格
ジャンルに特化した資格を提示することで記事の信憑性が高まり、アクセス数アップが狙えます。
各ジャンルにおススメの資格を紹介します。
金融ジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
FP技能検定 | 日本FP協会主催の、ファイナンシャルプランニング技能士の国家資格を得る検定 FPとは、家計やローン・相続など金融に関する相談に幅広く対応するお金の専門家のこと 1級~3級まであり、1級は合格率10%と言われていて難易度が高い |
日商簿記検定 | 日本商工会議所が行う簿記の検定企業の財政状況を記録して計算し整理していく 内容1級、2級、3級、初級がある1級は合格率10%と言われていて難易度が高い |
マネーライフプランナー | 日本能力開発推進協会(JADP)認定の資格貯蓄や投資、節約術など『マネーライフプラン設計』を学んで取得する資格 資格のキャリカレで通信講座を受けたのち、在宅試験で取得可能通信講座で勉強を始められるので初心者におススメ |
不動産ジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
宅地建物取引士 | 国土交通省が認定する国家資格不動産適正取引推進機構が実施している不動産取引の専門家を示す合格率は16%ほど |
土地家屋調査士 | 法務省が認定する国家資格公式サイトはこちら(日本土地家屋調査士会連合会) 筆記試験と口述試験がある合格後は土地家屋調査士名簿に登録する |
インテリアコーディネーター | インテリア産業協会が行う資格試験住まいを快適にする他、お客様の要望をヒアリングし計画を立てプレゼンするまでの勉強をする コロナウイルス流行で自宅にいる時間が長くなり、住まいを快適にしたいという人が増えたことから注目が集まっている資格 |
美容ジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
日本化粧品検定 | 日本化粧品検定協会が行う、文部科学省後援の検定化粧品の正しい使い方などコスメや美容の幅広い知識を学ぶ1級から3級まであり、3級はスマホで簡単に受けられる |
日本メイクアップ技術検定 | 一般社団法人JMA主催の検定試験メイクアップの技術力・接客力・知識力を高める事を目的とした資格1級~3級があり、飛び級受験はできないが3級と2級の併願はできるモデルに実際にメイクをする実技試験となる |
グルメジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
食生活アドバイザー | FLAネットワーク協会が行う資格試験食生活全般についてアドバイスを行うスペシャリストを目指す資格2級と3級があり、1級の試験は行われていない |
コーヒーソムリエ | 日本安全食料料理協会主催の資格試験コーヒー豆の知識や淹れ方、歴史・ラテアート・コーヒーカップの種類などコーヒーに関する知識を問う試験は偶数月に開催されており、在宅試験で行われる |
フードアナリスト | 日本フードアナリスト協会主催の検定試験1級~4級があり、東京・大阪で開催される飛び級での受験はできないため、初心者は4級からの受験となる 食の情報発信の専門家を目指す人向けの資格で、食に関する就職にも役立つと言われている |
家事ジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
整理収納アドバイザー | ハウスキーピング協会が行う資格検定1級、準1級、2級、3級がある片付かない理由を根本的に解決する力を身に着け、片付けのスペシャリストを目指す資格 |
日本掃除能力検定 | 日本掃除能力検定協会が行う検定2級~5級があり、1級は現在準備中とされている 飛び級での受験はできず、5級から順番に取得していく形式掃除の知識や作法についての問題が出題される |
転職ジャンル
おすすめの資格 | 内容 |
キャリアコンサルタント | 日本キャリア開発協会が行う国家資格の認定試験学科試験と実技試験に合格し、名簿に登録することで資格取得者であることを名乗れる 以下のいずれかの条件クリアで受験資格を得られます。 所定の講習を修了した者実務経験3年以上の者 技能検定キャリアコンサルティングの学科か実技に合格した者 |
中小企業診断士 | 中小企業診断協会が行う国家資格の認定試験中小企業に対して経営に関するアドバイスを行うための資格 受験資格が決まっていないため学歴や実務経験を問わずチャレンジできる 必要な勉強の範囲が広く難易度は高いと言われている |
WEBライターに資格は有利:まとめ
いかがだったでしょうか?
『Webライターに資格取得は意味がない』という声もありますが、仕事獲得に直結しなくても勉強内容が役に立つものがはたくさんあります。
難易度の高い資格をとるまではいかなくとも、勉強をはじめてみることは後々きっと役に立つのではないでしょうか。
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