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取材ライターとは:仕事内容やなり方、おすすめの講座を合わせて解説!

今回は一次情報をとりにいけるライターは価値が高まるということに着目し、「取材ライター」についてご紹介します。

取材ライターをやってみたい!と思っても最初は「何からはじめたらよいか分からない」となりますよね。

「取材ライターってどんな仕事?」
「自分もいつか取材をして記事を書いてみたい!」

など、すでに興味をお持ちの方。

「長年WEBライターをやってきたけど、調べて書くだけのライティングに飽きてしまった」

という方も、この記事で新たな気づきがあるかもしれません。

知ることで、あなたも取材ライターに一歩近づけますよ!

そこで今回は、取材ライターに何が必要なのかについてご紹介をします。

取材ライターに関するよくある質問なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。


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目次

取材ライターとは?

取材ライターとは、「取材をもとにして記事を執筆するライター」のことをいいます。

その取材対象は、人や場所、物やサービスなどがあり、取り扱うジャンルや種類もさまざまです。

明確には定義が難しい場合もありますが、取材で得た第一次情報から記事を執筆するのが取材ライターの大きな特徴です。

取材ライターの主な仕事内容

主な仕事としては、インタビューなど話の内容を記事にしたり、体験を記事にすることがあります。

例えば

事例記事商品やサービスの説明や、利用したお客様の実体験、インタビューを記事化
製品やサービスの商品説明や導入事例のインタビュー
LPなど広告記事商品などを売るために魅力や、開発者や担当者などのインタビューを記事化
求人広告などの先輩メッセージや採用担当者の声
リクルート記事求職者に向け、経営陣や社員のインタビューなどを記事化
会社案内の社長・従業員にインタビュー
店舗や施設紹介の記事実際にお店や施設を取材し、店主や利用者に話を聞いたりして記事化
飲食店の取材で料理を味わうお店の方にインタビュー
ツアーを実際に体験して、観光名所や宿泊場所を巡りつつ関係者にインタビュー
病院の医者や薬剤師などの有識者にインタビュー、施設・現場見学
レポート記事講演やセミナー、イベントなどの内容を記事化
カタログ・パンフレット等の原稿作成

以上のような例があげられます。

内容は編集者や依頼者が指定することが多いですが、記事の執筆のみであったり、取材から任されることもあれば、ライター自身が企画から考えることもあり、携わる幅はさまざまです。

取材ライターの記事形式

記事は大きく分けると「インタビュー・取材記事」「コラム」「エッセイ」があります。

インタビュー・取材記事は前述した通り、飲食店取材でのフードライターや社会問題を扱うルポライターはこの部類に該当するでしょう。

エッセイは日本語で随筆と呼ばれ、エッセイを書く人をエッセイストと呼びます。エッセイは書き手のオリジナリティが出るため、文体や形式は自由です。しかし、面白く伝える表現力や感受性がないと稼ぐことは難しいとされています。

コラムは、エッセイと異なり「客観的事実」と「主観的意見」を展開させつつ、書き手の主張を紡いでいきます。コラムニストはただ批評するだけでなく、論理が頑強であり、特定の事象や人について深堀りします。

インタビュー記事を作成する際には、それぞれ特徴にあった形式を使う必要があります。その中でも、インタビュー・取材記事には3つの形式があります。代表的な記事形式を以下にまとめました。

  • 対話形式(Q&A形式)
    • インタビュアーが質問、取材対象者が回答といった対話形式の書き方
メリット対象者の伝えたいポイントがシンプルで分かりやすい初心者でも記事化しやすい
デメリット内容に対して文字量が多くなる会話内で説明をいれる必要もある
  • モノローグ形式(一人称形式)
    • 取材対象者が1人で話しているような、1人語り形式の書き方
メリット対象者の人柄やメッセージをダイレクトに伝えられる文字量が少なくできる
デメリット質問者側のメッセージは伝わりにくい複数人の対談には向かない
  • ルポ形式
    • インタビュアーが取材した内容を第三者目線でまとめる書き方
メリット論理的で客観的に記事化できる説明を入れやすい
デメリット文章が硬くなりやすく、構成も難しい対象者の人柄や思いなどは伝わりにくい

取材ライターの報酬、相場

気になる報酬ですが、ランサーズなどの報酬額でみると、相場は1記事15,000円〜50,000円ほどで幅があります。

フリーランスで直接請負う場合も、1記事の相場は20,000円〜50,000円が多いようですが、実績と信頼が高まれば、より高案件に繋がります。

報酬額は、文字数や内容であったり、取材先や実績によって大きく変動します。最終的には発注側と受注側との合意のもとで決まります。

取材ライターの必要な3つのスキル

取材ライターに必要とされるスキルを、3つ紹介します。

情報収集スキル

取材前の準備として、情報の収集は大切です。

対象者のプロフィールから、企業や業界の情報、商品やサービスの内容など、事前に調べて理解をしておくことで、質問や会話の内容も広がります。

また、専門用語や業界の知識なども、相手の伝えたいことの理解を進めるために必要になります。

自ら興味をもって調べられる人は情報収集スキルも高いかもしれません。

事前につけた予備知識や情報は、自分の理解力を助けるとともに、相手からの「この人は分かってくれそう」「理解してくれてる」といった、安心感や信頼に繋がります。

相手の話を引き出すスキル

”どんな情報を得たか”で、記事の良し悪しが決まるといっても過言ではないため、話を引き出すスキルがあると強みになります。

では、相手の話を引き出すには?と考えたとき、やはり信頼は不可欠だと思います。

特別な会話のテクニックがなくても、誠実に向き合うことで信頼がうまれます。

まずは、相手の話に関心をよせて聴く無理には聞かない話を遮らないなど、基本を意識することで、聴く姿勢や印象はだいぶ変わります。

また、話しやすい環境や場所の選定なども、配慮として大切です。

「この人の雰囲気、心地よいな」「信用して大丈夫そうだな」と思ってもらえたら、とっておきのエピソードや情報が自然と出るかもしれませんね。

読み手のニーズを捉えたライティングスキル

最終目的は、読者に記事を読んでもらうことです。

読み手のニーズを捉えて分かりやすく、より伝わる文章が書けたら、取材対象の人物や企業、商品やサービスの魅力や理解が深まります。

読み手のニーズを的確に捉えるのは簡単ではありませんが、読者目線で、知りたい情報を具体化できたり、新たに知る発見や驚きなども共有できると、ニーズに近づくことは可能だと思います。

取材ライターで必要な7つのツール

まずはこの7つがあると安心です。

パソコン

原稿を執筆したり、オンラインインタビューなどをおこなう際に、必須になるツールです。

取材や打ち合わせにもっていく場合もあれば、立ちながら、歩きながらの取材であったり、状況によっては使わないので常に持ち運ぶといった感じではありません。

持ち運ぶ場合は、大きさや重さ、バッテリーのもちなども気になるところです。

取材のスタイルや、執筆の環境にあわせて良いものを選びましょう。

ミラーレス・一眼レフカメラ(余裕があれば)

取材で写真撮影も必要になる場合は、高画質のカメラがあるとさらに良いでしょう。

デジカメやスマホでも写真を撮れますが、ミラーレスや一眼レフカメラの方が被写体をきれいに写せたり、見た目もプロっぽいという理由があります。

執筆の資料として、自分用の記録はスマホで撮影。取材対象や、記事に使う写真はミラーレスや一眼レフカメラで撮影といった使い分けもおすすめです。

腕時計

取材時間は限られるので、ペース配分や残り時間が気になるときに、さりげなく時間を確認できるとスマートです。

パソコンの画面下の時計や、置時計などでも確認できますが、場所や状況によっては使えない可能性もあるので、腕時計があると便利です。

メモを取りながら、資料を確認しながら、自然な流れで時計をチェックできるといいですね。

特にインタビューなど相手との会話中に、しきりに時間チェックしたり、せかすような雰囲気になってしまうと、相手に失礼です。

H3:名刺

ビジネスの場では挨拶の代表的ツールです。ライターも外にでて(取材)活動するなら名刺はあったほうがよいです。

取材先で名刺を交換するシチュエーションもあります。

自分の素性や連絡先を伝える上で役立ち、「次の仕事もお願いしたいな」というときに、そこから繋がる可能性もあります。

名刺もいろいろなサイトやアプリで手軽に作成できるので、自分でレイアウトやデザインを選べるのもいいですね。

ボイスレコーダー

インタビュー内容を録音し、あとで聞き返したり、文字に起こすための必須アイテムです。

こちらも色々なレコーダーがあるので、

・バッテリーの持ち
・性能
・デザイン

などに考慮して、自分の使いやすいものを見つけられるとよいでしょう。

音声をより鮮明に拾いたい場合、外付けのマイクを活用している方もいらっしゃいます。

また途中で、電池やバッテリー切れとなったときのために、予備のレコーダーや電池、充電器も一緒にもっていけると安心です。

文字起こしツール(任意)

録音した音声を文字化することを文字起こしといい、「素起こし」「ケバ取り」「整文」といった方法があります。

文字起こしツールを使うと、作業時間や工程を短縮できます。

参考に以下のようなサービスがあります。

また、雑音が入らないようにする、会話がかぶらないようにするなど、録音の環境に気をつけることが文字起こしの精度をあげることに繋がります。

ノート

取材で分かったポイントや話の流れなどをメモしたり、簡単に図解しておきます。そうすることで、執筆の時に見返して要点を整理できます。

ノートはA4のものが比較的手に入りやすく使いやすいですが、コンパクトなものやリングタイプなど自分が使いやすいもので大丈夫です。

またペンもノートと一緒にすぐ使えるよう、ペンフックや手帳用のペンホルダーなどでノートにセットしておけると便利です。

取材ライターの流れ

案件や内容によって、ライターの関わる範囲は変動しますが、ここでは大きな流れを紹介します。

取材先の情報収集

取材先のリサーチは事前の準備として重要です。人物や商品に関する基本情報だけでなく、人物像や歴史的な背景もインプットできると、取材時に多面的な質問ができます。

リサーチ方法としては、

・インターネットでの情報収集

・SNSでの情報収集

・周囲の方へのヒアリング

・過去の記事や、出版物を参考にする

などがあります。

さまざまなツールや、コネクションから情報を得られると、質問内容や記事構成の参考にもなります。

限られた時間で対象者の魅力や世界観を深堀し、良い記事に繋げるために必要な工程です。

取材交渉

取材の目的や対象が決まったら、取材を申し込み、対象者や場所の許可をとります。

承諾を得たら、次のようなことを含め必要事項を確認します。

・取材のテーマや、質問の内容確認

・日時、場所、担当者の確認(連絡先も聞いておく)

・撮影や音声録音の確認など

・事前ミーティングの有無(取材先の時間やコストを考慮して)

取材当日の流れや、質問リストを共有し、取材対象者が回答を考えておけると、当日の回答に困ったり、予定外の方向に進むことを減らせます。

事前の内容のすり合わせは、スムーズな進行のために必要になります。

取材当日

まずは取材に必要なツールや、資料の準備は忘れずに済ませ、当日は時間に余裕をもって取材先へ向かえるとよいでしょう。

特に慣れないうちは緊張もしますし、バタバタしながら取材に入るのは避けたいところです。

取材はライター1人の場合や、編集者やプロのカメラマンが同行する場合もあります。

取材に入ったら軽く世間話から導入し、緊張をほぐしたり場を温めることも大切です。

インタビュアーと取材対象者が、一緒に場を作りあげる意識で有意義な時間になると、内容の質も高まります。

取材終了後は、できればその場で記事内容や伝えたいことを確認しておけると、的確に編集できるでしょう。

文字起こし

執筆前に、インタビューや対談の音声を文字起こしする作業が必要になります。

ここでは自分で素早い文字起こしができれば強みになりますが、慣れてる方でも録音した音声の4〜6倍ほどの時間がかかります。

長時間のインタビュー内容であったり、対応が難しい場合は、文字起こしツールアウトソーシングを活用します。

H3:執筆

文字起こし(多くはケバ取りまで)した内容を記事の構成に沿って執筆していきます。

取材のテーマや目的を理解し、読者に伝わりやすく読みやすいかたちに整えていくことを意識して記事化します。

過剰な修正や脚色は、取材対象者の本来伝えたいことや内容をも変えてしまう恐れがあるので、真意を曲げないように注意して執筆することが大切です。

慣れてない場合、スムーズに記事化するのは難しいので、ライターも責任をもってスケジュールを管理しましょう。

初稿提出、修正

記事の執筆が終わったら、編集者や依頼者に提出しチェックを受け、ルールに沿って修正を行います。もし、取材から校正校閲まで1人でおこなう場合は、客観的に内容をチェックする必要があります。

・誤字・脱字や表記に問題はないか?

・データの発信元や、数字の信ぴょう性は確認したか?

・事実と異なったり、誤解をまねく表現になっていないか?

など、間違いがあったり事実と異なる記載になっている場合は修正が必要です。

納品

記事の修正が完了し、問題がなければ無事に納品となります。

納期に間に合うよう、余裕をもって取り組めるとよいでしょう。

取引先の確認、記事公開

特にインタビュー記事や企業から依頼された記事などは、取材対象者からの内容や画像のチェックを経て公開になるケースが多いです。

写真に対し名前や説明があっていなかった、実は公表できない情報(オフレコ)が含まれていたなど、そのまま公開してしまうと大きな損害やトラブルに発展しかねません。

依頼者の承認後に各メディアやコンテンツで記事公開となります。

逆に新聞や雑誌など、記事の内容や特性によっては、原稿を見せてはいけないもの・見せるのが難しいものもあります。

どんな取材記事に関わるかによって、慣例も変わることは頭に入れておきましょう。

取材ライターに関するよくある質問

取材ライターに関するよくある質問を解説します。

取材ライターが学べるライティング、インタビュー講座はありますか?

最短で学びたいと思ったら、現実的には講座やスクールの受講が効率的です。

以下に、ライティングやインタビューを学べる講座をピックアップしたので、参考にしてください。

講座名運営特徴
インタビューライター養成講座another life.academy・インタビュー特化・3コースから選べる
WEBライティングコースSHElikes・女性向け・ライティングのスキルUPしたい方
執筆コースUdemy・ライティング基礎から応用まで・さまざまな講師を選択可能
編集ライター養成講座 総合コース宣伝会議・教室とオンラインが選べる・講義40回のボリューム
取材ライティングコースみんなのカレッジクラウドワークスがプロデュース・4週間の短期集中で学ぶ

取材ライターに必要な資格はありますか?

特別に必要な資格はありません。資格がなくても取材ライターになることはできます。

しかし案件や取材内容によっては、専門的な知識や特殊なスキルが必要になることは、あると思います。

例えば取材で車やバイク、船の運転が必須なら、それぞれ運転免許が必要です。

または教育や医療などの知見、職務経験を活かして専門的な記事を書いたり、資格や免許が記事の信頼性を高めてくれることもあります。

どんな取材記事の執筆をしたいか考え、それに合った知識や情報を蓄えていけるとよいと思います。

取材ライターはどうやって案件を獲得しますか?どうやって営業しますか?

取材ライターの仕事の仕方としては、出版社などの社員として働く、業務委託で働く、フリーで仕事を受けるなどがあります。

Indeedなどの求人サイトでも、社内報ライターや美容医療の取材ライターを募集していることがあるので、ネットで求人情報を探して応募するというのも1つです。

また、地域情報を発信しているフリーペーパーなども、取材案件がある可能性は高いでしょう。

フリーライターとして営業する場合は、取材案件を持っていそうな企業の、採用フォームや問い合わせ窓口からアプローチする。紹介してくれる人がいたらお願いする。

またはSNSなどで自身の取材や実績をブランディングして売り込むなどの方法があります。

取材案件が多い企業としては、一般的に次のような業界があげられます。

・WEBマーケティング会社
・WEB制作会社
・WEBコンサル会社
・ITベンチャー企業
・広告代理店など

ただ、「未経験から始めるにはハードルが高い!」と感じる方も多いと思います。

そんな方は先に紹介した講座やセミナーから案件に繋げる方法や、クラウドソーシングでWebライターや取材ライターの初心者向け案件からはじめる方法が有効です。

まとめ:取材ライターとは:仕事内容やなり方、おすすめの講座を合わせて解説!

以上、取材ライターについて詳しく紹介させていただきました。

1つ1つ実践していければ、初心者から取材ライターになることは可能です。

気になったらチャレンジしてください。

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この記事を書いた人

WEBEAT 片山のアバター WEBEAT 片山 WEBライター・WEBディレクター

WEBライター・WEBディレクター・アフィリエイター。
文章執筆が好きです。

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