わざわざスクールに通わなくても、タイピング速度は上げられます!無料で今すぐできるタッチタイピング練習法を解説します。
- 「スクールに通う時間もお金もないし、タイピングが遅いのは仕方ないでしょう?」
- 「タイピングの練習してもなかなか速くならないのはなぜ?」
- 「タッチタイピングなんて難しくて無理!」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなタイピングが遅いというお悩みを、

学生時代にタッチタイピングを習得し、10分間で1000文字以上の文字入力ができる筆者の観点から解決します。
具体的には
- タイピングが速くなるコツ
- 環境を見直して効率アップ
- タッチタイピングの練習法
の順番にご紹介していきます。
タイピングが速くなるコツ
タイピングを練習する前に、まずは速くなるコツを解説します。
「タイピングは毎日しているのに、なかなか速くならないのはなぜ?」とお悩みの方はまずこのコツを試してみてください。
速さより正確さが大事!
タイプミスがあると、消去して打ち直す時間が無駄になってしまいます。
慌てて打ち込んで間違えを修正するよりも、落ち着いて正確に入力した方が速いです。
慣れるまではゆっくりで良いので、タイプミスせず打ち込みができるようになってからだんだん早くしていきましょう。
よく間違える、苦手なキーはありませんか?
「いつもこのキーで間違える」と思ったらそのキーを押す指が適切かどうか見直してみてください。
無駄なく打ちやすい指を使えているか意識して、苦手キーを克服しましょう。
キーボードを見ない!
キーボードを見てしまうと、視線を動かす時間やキーを探す時間が無駄になってしまいます。
キーボードを見ずに入力する『タッチタイピング』の練習をしましょう。



視線を落とす癖をやめて、画面を見たまま入力してください。
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、練習すればだんだん指先がキーの感覚をつかめるようになります。
タイピング速度が格段に速くなりますよ。
タッチタイピングの練習法については、本記事の後半で具体的に解説していますのでぜひご覧ください。
正しい姿勢!背筋を伸ばして椅子に背中をつけない!
タイピングが遅くて悩んでいる人は姿勢を見直してみましょう。
姿勢が悪いと腕や首などに負担がかかって疲れやすく、作業効率が悪いです。
タイピングに適切な姿勢は以下のとおりです。
- 猫背にならないよう背筋を伸ばして座り、肘が90度になるようにテーブルと椅子の高さを合わせる
- 目や首が疲れないように、ディスプレイが視線より下になるようにする。
- ディスプレイから顔を40cm以上は離す。
- 手首は着地させ、無駄な力が入らないようにする
良い姿勢は正確な位置に指先を合わせやすくなります。タイピングを速くするコツとして覚えておいてください。
単語辞書登録で時短しよう!
単語辞書登録とは、よく使う漢字を変換ボタンですぐ出てくるよう設定する機能です。
専門用語や人名など、変換に時間のかかる漢字を登録しておけばタイピングを効率化できます。
よく使う長文を、2文字ほどの入力ですぐに出るようにしておくのもおすすめです。
単語登録の例は以下のとおりです。
よみ | 単語 |
おつ | お疲れ様です。 |
よろ | よろしくお願い致します。 |
はじ | はじめまして、〇〇と申します。 |


この他、メールアドレスや住所などがすぐに出てくるようにするのも便利です。
ただし、よみを一文字で登録してしまうと登録していない文字を入力するときに使いにくいことがあるので気を付けましょう。
周辺環境を整えよう!
タイピングスピードを上げる以外にも、周辺環境を整えることで作業効率がアップする可能性があります。具体的に解説します。
大きめで見やすいディスプレイを用意する
ディスプレイが見づらくて、気づいたら猫背で近づきすぎているなんてことはありませんか?
小さすぎて見づらいディスプレイは姿勢が悪くなったり、タイプミスの原因になることも。
そこでおすすめなのが、デュアルモニターの設置です。



パソコン本体を買い替えなくても、モニターを設置するだけで画面が各段に見やすくなります。
さらに、調べものをする時の効率化も狙えます。
例えば、Webライターの場合は記事の内容を検索しながら執筆することがほとんど。
タブを同時に何個も開いて画面を切り替えながら作業することもよくあります。



デュアルモニターがあれば、パソコン本体では入力画面を表示し、モニターで検索結果を表示できます。
いちいち画面を切り替えなくてもそのまま作業できて効率的です。
自分の手のサイズにあったキーボードを選ぶ
キーボードのサイズは自分の手に合っていますか?
手が大きい人が小さいキーボードを使っていては、指先が余計なキーに当たってしまいタイプミスしやすくなります。



逆に、手の小さい人が大きいキーボードを使うと指先を大きく動かさなくてはいけなくて打ちにくいです。
自分の手のサイズに合ったキーボードを使用しましょう。
キーの立体感やホームポジションの感触なども、メーカーによってさまざま。
練習しているのになかなかタイピングが速くならなかったり、タイピングを始めるとすぐに手がだるくなってしまうといった方は、キーボードが自分に合っていない可能性があります。
一度ショップに行って他のキーボードに手を置いてみてください。
タイピングスピードがメキメキ速くなる練習方法
タイピングスピードを上げるにはタッチタイピングの練習を毎日するのがおすすめです。
難しく考えなくても大丈夫!10分でも良いので、毎日コツコツ練習すれば必ずできるようになりますよ!
筆者が実際にタッチタイピングを習得したときの練習方法を紹介します。
私はこの練習法を繰り返すことでタッチタイピングを習得し、10分間で変換ありの文章を1000文字以上打てるようになりました。
高額なスクールに申し込む前に、まずはこの方法を試してみてください。
ホームポジションを覚えよう!
タッチタイピングを身に着けるためには、まずホームポジションに指を置く癖をつけましょう。
FとJのキーには突起があり、目で見なくても指の感触でホームポジションがわかるようになっています。
人差し指をFとJに置き、中指から小指までをその横のキーに1つずつ置いていきます。
スペースキーに親指を置いたらホームポジションの完成です。
指先は軽く丸めて、上のキーへと指をスライドさせやすくしましょう。


ホームポジションを基準にして、それぞれの指に近いキーを分担して入力します。
キーボードをいちいち見なくても、このホームポジションに手を置けるように感覚を身につけましょう。
A~Zを手元を見ずにゆっくりタイプしてみよう!
WordやGoogleドキュメントなど、文字入力ができるアプリを開きます。
AからZまでを、手元を見ずにゆっくり入力してみてください。
アルファベットの位置を指先の感覚で覚えましょう。
手元を見ずに入力できるようになってきたら、タイマーで3分間測ってA~Zまでを入力し続けてみてください。



いきなり練習しすぎて腱鞘炎にならないように、3分経ったら少し休憩しましょう。
「かな入力の方が簡単じゃない?なぜローマ字入力なの?」と疑問に思う方もいるかと思います。
タイピングを速くするには、ローマ字入力を身に着けた方が効率的です。
その理由は、かな入力の場合、覚えなくてはいけないキーは46個。
それに対してローマ字キーは26個だからです。
目で見て入力する段階ではかな入力の方が簡単に思えるかもしれませんが、指先に感覚を覚えさせるタッチタイピングの場合はローマ字入力の方がやりやすいです。
絶対にローマ字入力でなければならないわけではありませんが、タッチタイピングを身に着けたい人にはローマ字入力を練習するのがおすすめです。
五十音の練習
AからZまでを入力できるようになったら、五十音の入力練習をしましょう。
まずはキーボードを見ながらで良いので、あいうえお(aiueo)の位置を確認してください。
この時、ホームポジションに手を置く基本を忘れないよう気を付けましょう。
位置を確認したら、キーボードを見ずに数回『あいうえお』と数回入力してみてください。
慣れてきたらタイマーで1分測り、キーボードを見ずにひたすら『あいうえおあいうえおあいうえお…』と入力してください。
あ行が終わったらか行に入ります。
一旦キーボードを見ながら、かきくけこ(kakikukeko)の位置を確認して下さい。
確認が終わったら、キーボードを見なくても打てるように練習します。
下を見ずに、『かきくけこ』と数回入力してください。
慣れてきたらタイマーで1分間測り、『かきくけこかきくけこ…』と入力し続けてください。
次はさ行、といった形で『わをん』まで練習します。
『ん』までいったら、次は『あいうえおかきくけこさしすせそ…』と『あ』から『ん』までを連続して入力してみてください。



これを毎日繰り返し練習すれば、五十音をキーボードを見ずに打てるようになります。
『あ』から『ん』までが終わったら、濁音と半濁音の練習もしてください。
『がぎぐげござじずぜぞ…』
『ぱぴぷぺぽぱぴぷぺぽ…』
アイウエオかきくけこさしすせそ
と入力を何度も繰り返すことで、指先がだんだんキーの感覚を掴んでいきます。
目ではなく感覚でキーの位置を覚えられるまで、毎日コツコツ練習しましょう。
文章を打ち込む練習
好きな本を一冊用意し、適当にページを開きます。
そのページの文章を、キーボードを見ずに入力してみましょう。
本の文章は正しい文法で読みやすく書いてあるので、スムーズに練習できます。
特にWebライターにはこの練習法がおすすめ。
その理由は本の文章を打ち込むことで正しい文法に触れたり、語彙力アップに繋がる可能性もあるからです。
タイピングの練習と同時に正しい文章力を鍛えることもできておすすめです。
タッチタイピングを習得したいWebライターはぜひ試してみてください。
e-typingで苦手なキーをあぶりだして、矯正しよう
e-typingとは、無料で利用できるタイピング練習サイトです。
練習履歴を残せる他、ランキング機能がありゲーム感覚でタイピングスキルをアップできます。
練習問題を解くと、苦手キーが表示されます。


苦手キーを正確にタッチできるよう意識してタイプミスを減らしましょう。
e-typingでは、タイピング技能検定もおこなっています。
受験には別途料金が必要ですが、オンラインで受験できて便利。
タイピングスキルの証明として使えるので、検定合格を目標にすればモチベーションも上がりますよ。
無料タイピングゲームで楽しく練習
毎日ただ文字を入力するだけでは飽きてしまいますよね。
そこでおすすめなのがタイピングゲーム。
寿司打は無料でタイピングの練習ができるゲームサイトです。
回転ずしのお寿司が流れていってしまう前に文字を入力し、どれだけゲットできるか遊ぶゲームです。
筆者も試しにプレイしてみましたが、楽しくて気づけば20分程遊んでいました。
遊びすぎには注意してくださいね。
タイピングが遅い人必見!:1日6,000文字執筆経験ありのWEBライターが解説!:まとめ
この記事では、タイピングが遅い人の解決法を解説してきました。本記事のまとめは以下のとおりです。
- 慌てず正確に打ち込んで修正の時間をなくす
- 効率の悪い環境でタイピングしていないか、疲れやすい姿勢になっていないか見直す
- キーボードを見ずに五十音を繰り返し打ち込み、キーの位置を指先の感覚で覚えよう
- 無料タイピング練習サイトを活用してモチベーションを上げよう
- タイピングゲームで遊びながら楽しく練習しよう
今回は、タイピングが遅くて悩んでいる人の解決法をすべてお伝えさせていただきました。実体験をもとにした、本当に役立つタイピングノウハウなので、ぜひ参考にしてください。
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