ビジネスシーンやマーケティングではよく聞くメリットとベネフィット。
いざ、説明するとなると言葉に詰まることってありませんか?
メリットはわかるけどベネフィットってなに?
メリットとベネフィットってどう違うの?
どうせならメリットとベネフィットの違いを理解して正しく使いたい。
メリットとベネフィットの意味は明確に違うのですが、使い方が似ていて少し難しく感じます。
今回はメリットとベネフィットの違いから使い方や意味を徹底解説いたします。
この記事を読んだ後、実際に使えるようにわかりやすく例文も紹介しますので参考にされてくださいね!
お役に立てると嬉しいです。
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メリットとベネフィットの違い
メリットとベネフィットはマーケティングではよく使用されている言葉です。
同じような意味があるため、違いや使い方に迷ってしまうことがありますが、マーケティングやライティングをしていく上では、この違いをきちんと理解しておく必要があります。
メリットとベネフィットの意味を簡単にいうと、以下のようになります。
メリット(顕在的ニーズ) | 長所・利点。商品やサービスそのもの自体の肯定的な特徴・売りの部分。 |
ベネフィット(潜在的ニーズ) | 利益・恩恵。商品を利用した先に得られるプラス効果や満足感・期待感・充実感。 |
つまりメリットから得られた先にある満足感や充実感がベネフィットとなるわけです。
では、もう少しメリットとベネフィットの違いについて詳しく見ていきましょう。
メリットの意味とは
メリットの意味は、長所や利点。
わかりやすくいうと「商品やサービス自体の肯定的な特徴・売りの部分」のことです。
すぐに意味が浮かばないときは、対義語から一緒に考えると違いが理解しやすいです。
例えば、青汁を商品として取り扱っていると考えた場合、
【メリット】
- 食物繊維が豊富
- 低カロリー
【デメリット】
- 味が苦手
- 飲みにくい
このようにメリットは商品を利用したときの肯定的な特徴、デメリットは否定的な特徴といえますね。
商品の特徴を並べているだけの使い方になるメリットだけだと、購入後にどんな効果や満足感が得られるのか想像しにくく購入に至らないことも。
例えば、ドライヤーを購入しようと商品をみたときに、
- パワフルな風量で短時間で髪を乾かします。
- マイナスイオンで摩擦や紫外線から髪を守る効果があります。
- 低温モードでは頭皮を熱から守ってくれます。
このようにメリットだけ並べてみると特徴のみで、ドライヤーを使用したことでどのような満足感が得られるのか未来の姿が想像しにくいのではないでしょうか。
ベネフィットの意味とは
ベネフィットの意味とは、利益や恩恵です。
わかりやすくいうと「商品を利用することで得られる満足感や期待感」です。
ベネフィットの対義語は、ロス・ダメージになり、日本語では損失・損害という意味になりますね。
こちらも青汁を例に考えてみましょう。
【ベネフィット】
- 健康になる
- 若々しくなる
【ロス】
- 続けるのが難しい
- 腹痛・下痢を起こす可能性がある
このようにベネフィットはプラスの効果、ロスはマイナスの効果を表していることがわかります。
つまり、商品を利用した先に得られる未来への期待感や充実感だと言えます。
次は、この2つの言葉「メリットとベネフィット」の違いをもっと具体的に解説していきます。
メリットとベネフィットの違いは「メッセージ性の違い」
これまでにメリットとベネフィットの違いを見てきましたが、そこから見えたのはメッセージ性の違いですね。
メリットはあくまで「商品自体の売りや特徴」となるので、読者へ条件を伝える商品中心のメッセージだといえます。
それに対してベネフィットは「商品を利用した先にある満足感や期待感」となり、読者へ目的を伝える読者中心のメッセージといえます。
多くの方はメリットにどうしても目がいきがちですが、ベネフィットを伝えることでより読者の気持ちに寄り添い心動かされるメッセージへと変わります。
このようなメッセージが商品を購入または次の行動を起こすといった未来への一歩を踏み出す後押しになっていくのではないでしょうか。
実際に私がなにか購入する時を思い出してみると、やはりメリットだけだと購入しないケースも多いように感じます。
迷っていたりするとなおさらです。
ですが、商品を利用した先の未来が想像できるベネフィットを目にしたとき、「どう変わるのか期待感が膨らみつい買ってしまった」という経験があります。
ベネフィットが具体的であればあるほど、未来がイメージしやすく期待感が膨らむものです。
ベネフィットの使い方
未来への期待感や満足感が得られるメッセージはメリットよりもベネフィットを使うことでさらに魅力的なメッセージへと変わっていきます。
ではタオルを例にベネフィットを考えてみましょう。
そこから考えると、
- 特別な織り方をすることでふわふわの柔らかいタオルに仕上がりました。あなたの肌を優しく守ってくれる心地よい感触を味わってください。
- 程よい厚みながら高吸収のタオルです。水分を短時間でしっかり吸収してくれるので、あかちゃんやお子様にも使いやすく出産祝い・お誕生日などに大変喜んでいただけます。
メリットにベネフィットをプラスすることで商品を利用した先に得られる満足感や期待感をイメージしやすく、商品の価値がより伝わる文章になります。
これが読者目線のメッセージですね。
メリットの使い方
先程はメリットにベネフィットをプラスした効果を解説しました。
メリットのみだとどのようなメッセージとなるのでしょうか。メリットの使い方を見てみましょう。
- 特別な織り方をすることでふわふわの柔らかいタオルに仕上がりました。
- 程よい厚みながら高吸収のタオルです。
メリットのみだと商品の特徴や売りを押しだした商品目線のメッセージになっていて、商品のことはわかるけどそれだけで魅力的なメッセージとは言い難いですね。
これではタオルを使用した結果、どういう未来が待っているのかイメージができず使ってみたいというワクワクした気持ちにはなりません。
それだけベネフィットを使ったメッセージが商品やサービスの提案に深く関わり、価値を伝えるには大事な要素ということがわかります。
メリットとベネフィットの例文・具体例をいくつかご紹介
ここでもう一度メリットとベネフィットについておさらいしながら、例文・具体例をご紹介しますね。
メリット=長所・利点
- 商品やサービスそのもの自体の肯定的な特徴や売りの部分
- 商品を買う条件になる
- 商品目線のメッセージ
ベネフィット=利益・恩恵
- 商品を利用した先に得られるプラス効果や満足感・期待感・充実感。
- 商品を買う目的になる
- 読者(顧客)目線のメッセージ
例1)シャンプーの場合
シャンプーではどうでしょうか。
生活に欠かせない商品のひとつとなりますが、たくさんある中からこれといったシャンプーを選ぶときに何を目的に購入を決めますか?
メリットにベネフィットを加えるだけで、未来への期待感が膨らみ、日々の生活で得られる満足感をイメージしやすくなりますね。
私もシャンプーを選ぶとき、成分はもちろんですがそのシャンプーを使った結果、どうなるか、思い描いたスタイリングが出来るのかと利用した先をイメージして選んでいます。
例2)食パンの場合
今度は食パンで考えてみましょう。
1,000円と少しお高めですが、使用している材料は一級品でふわふわの美味しそうな食パンです。
この食パンを少しでも多くの方に届けたいと思っているあなたはどのようなメッセージでおすすめしますか?
1,000円と少しお高めな点がデメリットである高級食パンですが、メッセージにベネフィットを加えるだけで魅力的で価値のある食欲がそそられる食パンになります。
これまでいくつか紹介した例を見ても、商品やサービスを提案するときはメリットだけではなくベネフィットを加えることでより読者の心に響き行動する後押しになっていることがわかります。
商品を見るときにベネフィットを意識してみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
本記事では、「メリット、ベネフィットの違い」について解説しました。
ベネフィットを意識した文章を執筆できるようになると、読者の心をつかんではなさない文章を執筆できます。よって商品が売れやすくなり、お問い合わせが増えることで売り上げアップにもつながるでしょう。
また、ベネフィットのみならずライティングで意識したいポイントをまとめて知りたい方は以下記事を参考にしてください。