みなさんは、「それで」「しかし」「また」を効果的に使えていますか?
- 「接続詞が上手に使えない」
- 「書いていると『また』が続いて文章がおかしくなる」
- 「使い方が正しいのか不安だ」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんな「接続詞を正しく使いたい」というお悩みを、
辞書や体験談の観点から解決します。
具体的には
- よく使う接続詞の一覧、種類
- 接続詞と接続後の違い
- 接続詞の正しい使い方
の順番にご紹介していきます。
正しい接続詞を使うためには、最後まで読んで頂くことをおすすめします。
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接続詞とは
文章と文章をつなげるときに使います。
辞書で調べると以下のように記述されています。
接続詞(せつぞくし)
品詞の一つ。単語・連語・節または文を接続する語。「また」「そうして」の類。
(引用サイト:広辞苑無料検索)https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E8%A9%9E
わかりやすく説明すると、語句と語句、文章と文章を「つなぐ」言葉です。
または、語句や文章を続けるために使う言葉です。
使い方によっては、前と後の内容が逆転したり、強調や補足もできます。
詳しくは以下に解説します。
よく使う接続詞一覧、種類と例文
一般的によく使われる接続詞には、どのような言葉があるのか例文を用いて解説します。
よく使われる接続詞を一覧表にまとめましたので、執筆の際には参考にしてください。
種類 | 意味 | 接続詞 |
並列 | 前後の内容が同じ | また、または、および、ならびに、重ねて、さらに、同様に |
添加(補足) | 前の内容に付け加える | なお、かつ、しかも、そして、おまけに、そのうえ、もっとも、そのかわり、ちなみに、そればかりではなく |
選択(対比) | 前後の内容のどちらか選択できる | または、あるいは、もしくは、それとも |
順接 | 前の内容に従って結論をだす | よって、ゆえに、だから、それで、したがって、すると、それなら、つぎに |
逆説 | 前の内容は逆の内容を伝える | ただし、しかし、されど、ところが、けれども、なのに、でも、それでも、しかしながら、そのわりには、それにしても、とはいえ、むしろ、かえって |
転換 | 前の内容と違う内容に切り替える | それでは、さて、ところで |
それぞれの種類について、以下に詳しく解説します。
対比
対比は、前の語句(文章)と後にくる語句(文章)を「比較するときに使われる」接続詞です。
対比を辞書で調べると以下のように記述されています。
(対比とは)
① 二つのものを突き合わせてくらべること。比較すること。
② (心)(contrast:コントラスト)二つの相対立する感覚や感情などが空間的あるいは 時間的に相接して現れる時、その差異が強調され、あるいは際立つ現象。例、明るさの 対比、色の対比など。
(引用サイト:広辞苑無料検索)https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E5%AF%BE%E6%AF%94
対比の例文は以下の通りです。
木からリンゴが落ちた?それとも、地球にリンゴが引っ張られた?
どちらの表現が正しいのか悩んでいる。
世界一周旅行を考えている。
陸路で行くべきか?あるいは、豪華客船で行くべきか?
対比は、接続詞の前後の内容が「どっちなんだろう?」と比較や選択する場合に使います。
補足
補足は、「前文の不足部分を補うとき」「付け加えるとき」に使います。
辞書で調べると以下のように記述されています。
(補足とは)
不十分なところをおぎないたすこと。
(引用サイト:広辞苑無料検索)
(補足)https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E8%A3%9C%E8%B6%B3
(添加とは)
ある物に何かをつけ加えること。そえ加えること。
(添加)
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E6%B7%BB%E5%8A%A0
補足の例文は以下の通りです。
腹が減ったからラーメンを食べよう。そのうえ、ギョウザと炒飯も食べてやる。
予報では台風がくるので、今日は車で行こう。そして、念のために傘と長靴も持参しよう。
補足の接続詞では、文章が不十分な場合、「補助的につけ加えるとき」「後押しするとき」にも使います。
転換
転換は、文章の内容を「切り替えるとき」に使います。
辞書で調べると以下のように記述されています。
(転換とは)
① 物事の性質・傾向・方針などが、それまでと変わること。また、変えること。
(引用サイト:広辞苑無料検索)
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/prefix/%E8%BB%A2%E6%8F%9B
転換の例文は以下の通りです。
「この算数の問題を解いてください」ところで、「今朝は何を食べてきたのかな?」
これからもみんなで力をあわせて頑張ろう。それでは、解散。
幼少期から聞きなれたなじみのある言葉で、会話にもよく使われています。
転換の接続詞を使うことで、前後の内容が異なっても理解できます。
並列
並列とは、前の内容と「類似した内容を続けるとき」に使います。
辞書で調べると以下のように記述されています。
(並列とは)
二つ以上のものが並ぶこと。また、並べつらねること。
(引用サイト:広辞苑無料検索)
https://sakura-paris.org/dict/%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E6%B3%89/prefix/%E4%B8%A6%E5%88%97
並列の例文は以下の通りです。
パソコンの調子が悪い時の対処法として、まずはネット検索して調べましょう。
また、詳しい友人に聞くこともおすすめします。
考えが煮詰まったときは、気分転換および、ストレス発散ができることをしましょう。
並列の接続詞は、前の内容に「つけ加えるとき」「より多くの情報を提供するとき」にも使われます。
逆説
逆説は、前の内容とは「逆の意味を持つ内容を伝えるとき」に使います。
逆説の例文は以下の通りです。
私は「もう少し待てば半額になるから」と夫に言った。
しかし、せっかちな夫は「時間の無駄になるから」と言い、すぐに購入して帰宅した。
夜空を眺めて「流れ星だ」と言っている。
ただし、地球から眺めることが条件だ。
逆説の接続詞は、前の内容とは「違う内容を伝えているけれど、どちらも正しいとき」に使います。
接続詞と接続語の違い
接続詞は「品詞」、接続語は「文の成分のひとつ」になっているので、このふたつは明らかに違います。
辞書で調べると以下のように記述されています。
(接続語とは)
文の成分の一つ。並列する語句をつなぎ、あるいは、文頭で前文につなぐなどの機能を果たす語句。
(引用サイト:広辞苑無料検索)https://sakura-paris.org/dict/%E5%A4%A7%E8%BE%9E%E6%9E%97/prefix/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E8%AA%9E
下表のような違いがあります。
種類 | 違い | 分類 | 使い方 |
接続詞 | 品詞 | 動詞、名詞、形容詞 | 単独で接続語になる |
接続語 | 文の成分のひとつ | 主語、述語、修飾語 | ※接続助詞がないと使えない |
(※接続助詞とは)
前件が後件にどんな関係で続くかを表す助詞。口語では「が・けれども・て・と・ば・ので・から・のに・し」など。
(引用サイト:広辞苑無料検索)https://sakura-paris.org/dict/%E6%96%B0%E6%98%8E%E8%A7%A3%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E8%BE%9E%E5%85%B8/prefix/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E5%8A%A9%E8%A9%9E
接続助詞だけでは意味を持っていないので、「名詞・形容詞・動詞」などと一緒に使う必要があります。
ゲームに飽きた。だから、やめる。
ゲームに飽きた。しかし、もう少し頑張ろう。
ゲームに飽きた。でも、やめられない事情がある。
ゲームに飽きたから、やめる。
ゲームに飽きたけれども、もう少し頑張ろう。
ゲームに飽きたのに、やめられない事情がある。
「接続詞は単体で意味がある」ことに対し、「接続語は単体では意味がない」ことがわかります。
接続詞の正しい使い方
接続詞は話の展開を切り替えたり、多くの情報を後書きしやすいので安易に使えます。
しかし、接続詞の多用はリズム感を悪くし、かえって読みづらくなるので注意してください。
正しい使い方のポイントを4つに絞って解説します。
「逆説」の前後の文章が文脈に沿っているか
「逆説」を使うときには、必ず接続詞の前後の文章を確認しましょう。
よくある間違いが、逆に書いたつもりが「同じ意味だった」「全く違う意味だった」というケースです。
例文で説明します。
今日は雨が降る予報だ。しかし、傘は持っている。
今日は雨が降る予報だ。しかし、雨は降りそうにない。
今日は雨が降る予報だ。だから、傘を持っていこう。
誤りの例文では、「しかし」に対して「傘を持っている」は逆説になっておらず、この場合には順接の「だから」を使った方が正しいです。
正しい例文のように「雨は降る」と言っているが、「降りそうにない」と逆の語句を使う方が正しい使い方です。
執筆した後には必ず読み返して、接続詞の使い方が間違っていないか、正しく逆のことを伝えているのか確認しましょう。
不要な接続詞は省いているか
接続詞を多用すると読みづらいので、できるだけ不要な接続詞は省くようにしましょう。
たまに接続詞が多い文章を見かけますが、読んでいると接続詞に意識を持っていかれて、内容が頭に入ってこないことがあります。
例文で説明します。
私は釣りが好きです。
しかし、虫系のエサは嫌いです。
なぜなら、虫が嫌いだからです。
また、虫の臭いも嫌です。
私は釣りが好きです。
ただし、虫が嫌いなので虫系のエサは使わないようにしています。
接続詞を多用すると、文章がブツブツと切れて読みづらいです。
正しい文章のように、適切な接続詞を使えば一文で書けます。
また、接続詞の数だけ文末表現も増えるため、別の意味でも読みづらくなります。
内容がわかる文章表現ができるのであれば、できるだけ接続詞は使わないようにしてください。
ただし、接続詞がなければ意味が伝わらないところまで削除しては本末転倒です。
使い方には十分注意しましょう。
話し言葉の接続詞はできるだけ使わない
大前提として「話し言葉は、正しい文章として認められていない」ことは理解しておきましょう。
その点を踏まえて説明します。
話し言葉とは「~してます」「~なんです」「なので」「ですから」のような言葉をさします。
特に「なので」「ですから」を「文頭で使う」ことは避けてください。
今日はカレーライスが食べたいようだ。なので、カレーの具材を買い出しに行く。
今日は会議です。ですから、資料の準備も万全です。
今日はカレーライスが食べたいようなので、具材の買い出しに行く。
今日は会議ですから、資料の準備も万全です。
使う場所を間違えると、違和感があります。
使う場合には違和感がないように文中に書きましょう。
「話し言葉で文章を考察する癖」のある人は、普段の会話をイメージしていることが多いため、そのまま書いてしまう傾向にあります。
できれば、「書き言葉で考察する癖」をつけて、正しい言葉遣いを身に付けましょう。
読点「、」を接続詞の後に付ける
接続詞の後には、必ず読点(とうてん)「、」を付けましょう。
読点は文章の区切りにも用いられますが、接続詞の後に付けることで、接続詞が明確になります。
また、接続詞を明確にすることで、文章が読みやすくなります。
今日は雨が降りそうです。そこで傘を持参しました。
犬の散歩を頼まれました。でも犬が怖くて近寄れません。
今日は雨が降りそうです。そこで、傘を持参しました。
犬の散歩を頼まれました。でも、犬が怖くて近寄れません。
例文のように接続詞の後に読点をつけることで、後の文章が強調されます。
また、接続詞で一区切りつくので、その後の展開を期待させる効果もあります。
例文では、同じ「そこで」ですが、読点がなければ「その場所」という意味にも捉えられるので、接続詞の後には読点をつけるようにしましょう。
まとめ
この記事では、接続詞について解説してきました。
今回は、接続詞の使い方や注意点について、例文を交えて
すべてお伝えさせていただきました。実体験をもとにした、本当に役立つ文法のノウハウなので、ぜひ参考にしてください。
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