「どんな記事を書けばWEBライターって名乗れるの?」
「文章を書くって、自分にできるか心配…」
と思っていませんか?
そこで、この記事ではそんなお悩みを、副業WEBライターとして、クラウドソーシングサイトや個人ブログでも記事を書いている筆者の観点から解決します。
5分くらいで読めますし、どんな記事を書いているのかが分かるので、まずはご一読を!
WEBライターはどんな記事を執筆するの?
WEB上のあらゆる文章を書いているのがWEBライターです。
実際に、WEBライターがどんなメディア記事を書いているかお伝えします。
それぞれの特徴を理解して、自分に向いているものでライターを目指してみましょう。
自分のブログ・サイト
個人でブログを運営して情報を発信するWEBライターがいます。
「ブロガー」や「アフィリエイター」と呼ばれており、聞いたことがある人もいるでしょう。
自分のWEBサイトでブログ記事を書き、読者に商品やサービスを紹介します。
そこから、広告収入を得ることができます。
ただ、成果を出すまでには時間がかかり、収益化するには、良質な記事の作成が必須です。
企業サイトかな?と思うぐらいしっかりした作りの個人ブログ・サイトもたくさんあります。
しかし、そこまで至るには相当大変な道のりです。
当時の私は何を思ったのか覚えていませんが、数年前に自分でブログサイトを立ち上げて、記事を書き始めました。
しかし、全然アクセス数が伸びないことに加え、自分の文章力の無さに愕然としました。当然収益は0に近かったです。
先にライティング技術(良質な記事作成技術)を習得してから始めた方が確実です。
記事作成をしたことがない初心者さんにはオススメできません。
向いている人は以下の通りです。
- 文章を書くのが好きな人
- 締め切りが無くてもコツコツ記事を書ける人
- 最初はお金が入らなくても平気な人
収入は下手したら数年は収入が0です。
しかし、コツコツ続ければ、数年後には月に数十万という高収入になることもあります!
個人運営のブログ・アフィリエイトサイト
個人ブログ・サイト運営者の中には、ひとりで記事を増やしていくのではなく、WEBライターを募集している場合もあります。
自分のブログを始めるには、「まだ早いな」と思っている方はクラウドソーシングサイトでWEBライターを募集をしているので、確認してみましょう。
依頼内容はさまざまです。
慣れないうちは、自分が書けそうな分野や、自分の生活スタイルでも始めやすそうな方法で募集をかけている依頼者を探すことをおすすめします。
最初から良質な記事を書けるWEBライターは少ないので、単価は安めです。
単価が安いとはいえ「ライティングの基礎を教えてくれる」「書いた記事の添削をしてくれる」という良心的な募集も多くあります。
クラウドソーシングサイトとは
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼する発注者と、仕事を受注するワーカーをマッチングさせるサービスです。
主婦やサラリーマンなど副業として始める人が多いです。
有名なサイトではランサーズやクラウドワークスなどがあります。
向いている人は以下の通りです。
- ライティングを勉強したい人
- 1人でやり続けるのが不安な人
- 1記事ごとに報酬を受け取りたい人
収入について
- 最初は11文字0.1円(5000文字500円)という激安の場合もあり
- 良質な記事が書けるようになれば11記事5000円以上と高単価になっていく
- 人により11時間に書ける文字数が全然違うため、収入はバラバラ
- 継続した高単価案件をもらえるようになるまでは低収入
企業系のサイト
企業系サイトには、公式サイトの記事作成、オウンドメディアの記事作成などがあります。
公式サイトの記事作成
自社ホームページ・コーポレートサイト・公式WEBサイトなどと呼ばれています。
公式サイトの目的は、企業の概要やビジョン、サービス・製品の紹介など、自社ブランディングを行っています。
取引先や株主に向けた発信が多いです。
公式サイトは、社内の担当部署が作っている場合や、ホームページ制作会社に発注していることも多いです。
WEBライターの単発の案件として募集を出しているところは、ほとんどありません。
ホームページ制作会社がWEBライターを雇っている場合や、下請けでWEBライターに文章のみの発注をかけることもありますが、初心者ライターが案件を獲得するのは難しいと言われています。
オウンドメディアの記事
オウンドメディアとは「自社で保有するメディア」の総称のことです。
広い意味では、公式サイトやパンフレットなども含まれますが、ブログや情報サイトのような情報を発信することを目的としているWEBメディアを意味することが多いです。集客・マーケティングを目的にしているメディアです。
- 企業の広報誌のような内容を掲載するもの
- 自社のサービスや商品のコンセプトを発信するもの
- 集客を目的にビジネストレンドに関するニュース記事を掲載するもの
など特徴はさまざまです。
また、公式ホームページでは、消費者が自発的に検索するわけではないので、集客ができません。
先ほどの例でいうと、何か欲しいときに、いきなり「アイリスオーヤマ」とは検索しませんよね?
オウンドメディアではキーワード検索で検索されそうな記事を作成している場合が多いです。
例えば、「転職 面接 心配」と検索したときに出てくる
これです。
ぱっと見だと、普通のブログ記事に見えますが、これを開いてみると、企業サイトです。
普通に、有名な株式会社マイナビさんです。
企業が中心となって、このような検索されやすい記事を書いているのがWEBライターです。(厳密には少し違います)
検索されやすい記事を作成することを、SEO対策といい、少し難易度が上がるスキルが必要となってきます。
クラウドソーシングサイト経由で、時給や月給制で依頼が来るものもありますが、単発案件もあります。
企業の予算によって記事の単価は変わってきますが、個人での依頼より単価は高めとなります。時給1500円の依頼が来たこともありました。
ただ、企業主体となるため、採用基準も厳しく、採用時のWEB面談があったり、WEBライターとしての実績が必要です。初心者が参入するのは厳しいです。
ある程度、スキルを身に着け、経験をつんでからの応募がオススメです。
向いている人は以下の通りです
- 文章作成の経験がある人
- SEO対策した記事が書ける人
- 集客に向いた記事が書ける人
収入について
- 時給制や単価のものなどさまざまだが、比較的高めの設定
- 時給1200~1800円の募集もあり安定した収入が得られる
ニュース記事
Yahoo!ニュースやSmartNewsなど、使っている方もいると思います。
新聞社やテレビ局、ニュースサイトなど、情報系サイトに掲載されるニュース記事を書いているのもWEBライターです。
直接取材に行って記事にします。ニュースの記事は、より正確な事実で、より早い対応が必要です。そのため専門知識と素早さ、フットワークの軽さがとても重要になってきます。
また、ライターがトピックを提案して記事にすることもあります。
提案して記事にするものに関しては、企画能力やリサーチ、実際の取材などが必要となり、文章作成以外のスキルも必要になります。
ニュースは、毎日更新されるものなので、継続案件を取れれば収入が安定します。難易度が高いため、一つの案件が高単価です。
しかし、報道や編集者等の経験者が優遇されやすいので、初心者が参入するのは厳しいです。
そのため、単発収入というより、雇われのお給料になる場合が多いです。
向いている人は以下の通りです。
- 専門知識がある人
- 報道系の就業経験がある人
- 情報に敏感な人
インタビュー記事
雑誌の対談インタビューや取材記事を目にすることも多いのではないでしょうか。
スポーツ選手や芸能人が思い浮かぶ人も多いでしょう。
最近では、「YouTubeやインスタグラムなどのインフルエンサー」や「普通の主婦で起業に成功した人」、「ファンが多い個人ブログのWEBライター」など、一般人のインタビュー記事もあります。
記事のテーマに該当する人物や場所を自分で探して、取材する場合もあります。
企業のオウンドメディア案件の場合もあります。WEBライター自身も対談に参加し、それを記事にするというのも最近よく見かけます。
対人で行うものなので、パソコンだけで文章を書いていればいいという仕事ではなく、コミュニケーション能力が必要です。
そして、インタビュー内容をまとめるという作業もあります。
取材する人との日程調整や、執筆した記事のすり合わせなども発生します。文章を書くという以外の能力も必要なので、難易度は上がります。
こちらも、取材経験が多い報道系の経験者が優遇されやすい仕事となります。
初心者が参入するのは難しいでしょう。
スキルが必要な仕事なので、単価は高めに設定されています。
少し大変だとしても、他のWEBライターと差別化をしたい人や、高収入を得たい人にはオススメです。
向いている人は以下の通りです。
- 相手から話を引き出すスキルや知識がある人
- 観察力やコミュニケーション力が高い人
- 話した内容をまとめることが得意な人
動画のシナリオ・台本作成
記事とは少し違いますが、YouTubeやオンラインセミナー、ゲーム解説動画、広告動画のシナリオ・台本作成もWEBライターの業務。
最近では特に、YouTube動画の台本作成は需要が高く、初心者向けの案件も多くあります。
指定されたキーワードやテーマで台本を書いたり、動画のコンセプトや、依頼者の伝えたいことを的確に表現することが大切で、自分の書いた文章が映像化される面白い体験となります。
再生回数が伸びれば、継続して依頼をされ報酬を上げてもらう交渉もできるので、より確実な収入を狙うのであればオススメでしょう。。
普通のWEB記事に比べ、再生回数や視聴者の評価がとても分かりやすいもの。
まれに辛口のコメントを見て凹む・・・なんてこともあるので、批評に耐えられる人にオススメです。
個人ブログと同じように、クラウドソーシングサイトでの募集で、指導をしながら作成し、添削をしてもらえる、という依頼者もいるので、安心してスタートできます。
向いている人は以下の通りです
- 初心者
- 自分が書いた物が動画化されるのが楽しい人
- 創造力が豊かな人
- コメントを前向きにとらえて改善できる人
収入
- 文字単価0.5円前後が多い(4000文字2000円スタートなど)
- 初回は半額程度で、2回目から倍もらえるものもある。
- 継続となると少しずつ単価を上げてもらえたり、動画が長いものになると、その分報酬も上がる
体験談・レポート
グルメや旅行など、実際の体験を文章にまとめます。
自分の体験で記事を書くことができるので、初心者でも始めやすい分野です。
単価は低めに設定されていることが多いのですが、駆け出しWEBライターの練習だと思えば楽しみながらできるかと思います。
特別な体験があれば、単価は上がりますが、そのような依頼はめったにありません。
体験談なので思い出に浸ることもできます。
私もクラウドソーシングサイトでたまにやっていますが、結構面白いです。
向いている人は以下の通りです
- 初心者
- 文章を書くという実績がない人
- いろいろな体験を人に話すことが好きな人
収入について
- 体験談なので、一つあたりの単価はかなり低め
- 1記事5円~50円ぐらいの物が多い
- 専門的な物だと1記事500円以上になるものあるが、めったにない
- 体験談だけで稼いで行くのは厳しい
商品レビュー記事
商品を使った感想を記事にします。
体験談・レポートと似ていますが少し違い、商品やサービスを利用した感想をまとめます。
そしてセールスポイントをアピールします。商品やサービス紹介をしつつ、購入に直結させるための記事です。
SNSや動画サイトで、普通の体験談かと思って、読み進めていったら「購入ボタン」が随所に組み込まれている広告だった。
というものを見たことがあるかと思います。
口コミのような感覚で書ける物もあるので、難易度は高くありません。
購入してもらうことに特化したページなので、物を売るための文章、いわゆるセールスライティングというスキルを備えていなければなりません。
記事を読んで行くことで、その商品を買えば悩みが解決されるかも!と購買意欲を高めるものを書きます。
企業の新商品を無料またはお得な価格で試せるものもあるので、ライターとしてではなく、趣味として始めるのもオススメです。
向いている人は以下の通りです。
- 初心者
- 友達にオススメを伝えるのが好きな人
- 悩みに寄り添ったセールストークができる人
収入について
- スポンサー(商品の売主や企業)の収益や、広告費用に割ける金額等で記事の単価は変わる
- 「美容機器は高いけど、健康食品は低い」など商品によって、記事単価はさまざま
- 継続案件は少なめ
WEBライターはどんな記事を執筆す?:まとめ
この記事では、WEBライターがどのような記事を書いているのか解説してきました。
- 企業系サイト
- ブログ・アフィリエイトサイトの記事
- ニュース記事
- インタビュー記事
- 動画のシナリオ・台本作成
- 体験談・レポート
- 商品レビュー記事
これなら、自分でもWEBライターできそうだな!と思ったでしょう。
こちらのサイトではWEBライターの始め方の解説もしているのでぜひ参考になさってみてはいかがでしょうか?
やっぱり文章に自信が無いなと思ったあなたでも、これから文章能力をスキルアップすることはできます。
実際のビジネス、コミュニケーションにも役立ちます。
今回は、これからWEBライターになりたい!という人のために書かせていただきました。
ぜひ、参考にしていただけたらと思います。