トラベルライターに必要なもの・スキル・収入について徹底解説！

「トラベルライターならば、旅行しながら暮らすことができる！」

旅行が好きな方ならば、毎日この生活を続けたい！と一度は思ったことはありませんか。

• 「トラベルライターは旅をしながら仕事ができるの？」
• 「どんなスキルが必要？」
• 「トラベルライターにはどうやってなるの？」

という疑問をお持ちではありませんか？

本記事では、ラベルライターの実態を、ご紹介いたします。

具体的には

• トラベルライターの仕事について
• トラベルライターになるためのスキル
• トラベルライターのメリット・デメリット
• トラベルライターの募集サイト

の順番にご紹介していきます。

5分くらいで読めますし、トラベルライターの実態が把握できる可能性が高いので、まずはご一読を！

トラベルライターってどんな仕事？　

トラベルライターは、国内外の名所など旅行に関する記事を執筆します。観光地を訪れたり情報収集したり、その土地の歴史・文化・グルメ・アクティビティなどを伝える仕事です。

また旅行に役立つノウハウなどを伝える記事で、読者の旅行を手助けする知識の発信もします。

旅行するにあたってより鮮度の高い情報を得るために、WEB上で旅行に関する情報を探す人が増えています。

需要の高まりにつれて旅行系のWEBメディアも増え、活躍する場が増えている分野です。

トラベルライターはどこで案件をもらうの？

旅行ガイドブックや旅行関連サイトのお問い合わせフォーム、クラウドソーシング、アフィリエイターから仕事をもらうことが考えられます。

最近では、ビジネスマッチングアプリであるWantedlyでも旅行メディアに際してトラベルライターを募集していることが多いです。（aumoなど）

トラベルライターおすすめの資格

トラベルライターになるために必須資格はありませんが、ほかのライターと差別化できるおすすめの資格が、「世界遺産検定」です。

世界中1,000を超える世界遺産の種類や、文化的背景や歴史などに関する知識を問う民間試験です。4級～マイスターまで級がわかれていますが、社会人では3級以上がおすすめです。

世界遺産について学ぶことで、国際的な教養を身につけることができます。そのため旅行に関する記事に欠かせない観光名所について、知識をふまえて専門的な正しい内容を書くことができます。

トラベルライターの収入はどのくらい？

トラベルライターをはじめる際に気になるのは、やはり収入面ではないでしょうか。

未経験ライターの場合、1記事あたり500〜3,000円、あるいは文字単価0.5円〜1.0円程度が相場です。

トラベルライター以外のライターとあまり相場は変わりません。しかし、トラベルライターは旅行の経験が求められるので、ライター未経験者でも応募できる案件が多くあります。

今までの経験をもとに文字数の多い記事をたくさん執筆することができれば、収入はアップします。

これまでの経験ではなくあらたに取材して執筆する際に、取材費が支払われることもあります。旅行好きには嬉しいメリットですよね。

とはえい、フリーランスや自営業の場合、仕事の依頼や契約によって収入が変動するため、安定した収入を得るためには積極的なマーケティングやクライアントの獲得が何より重要です。

トラベルライターに向いている人

• 旅行が好き
• 人の話を聞くことが好き、コミュニケーション能力が高い
• 好奇心旺盛
• 計画性があり、行動力がある

トラベルライターとして大事な取材に必要なのがコミュニケーション能力です。なぜなら現地の人に話を聞くことが、記事のネタになる情報収集につながることが多いからです。

コミュニケーションといっても自分の話をするのではなく、相手が話したくなるような質問や相槌ができるかどうかが重要です。

文化や立場の違う相手とも分け隔てなく話を聞くことが好きな人は、取材の多いトラベルライターに向いているでしょう。

また好奇心旺盛で新たな場所を自分で開拓し、自分の言葉で紹介できることも適正の1つです。

実務的な面では、計画性・行動性が求められます。旅行の計画を自分で立て、限られた時間内でそれを実行できる行動力が大事です。

トラベルライターに必要なもの

トラベルライターとして活動するために、とりあえず揃えておきたい必需品は下記の2つです。

• ノートパソコン
• カメラ

記事を執筆するためのノートパソコンは、必須アイテムです。ネット環境があれば、場所を問わず執筆をすることが可能です。

持ち運びやすさやバッテリーの稼働時間などを重視して選ぶといいでしょう。

また記事に掲載する写真を撮るためのカメラも、揃えておくと便利です。

私も旅行ではミラーレスカメラを愛用していますが、オート機能で簡単にきれいな写真を撮影できます。

最近ではスマートフォンでもきれいな写真を撮影できますが、ミラーレスカメラで撮った写真は一味違うなと感じます。

トラベルライターの仕事の流れ

一般的な執筆の流れについてご紹介します。

企画	まずは記事になにを書くのか、テーマやターゲットを決めます。
取材・調査	決めたターゲットに響くネタを集めるために、取材や調査をします。 現地に足を運ばないとわからないこともあるので、多方面にアンテナを貼り、取材します。
構成案作成	集めたネタをもとにタイトルや見出しを決め、構成案を作ります。 ターゲットはどんな情報が欲しいのか、なにを解決したいのか、という視点を意識することが大事です。
執筆・画像挿入	わかりやすくストレスなく読める文章を心がけましょう。またいつ時点での情報なのかも明記する必要があります。 自分で撮影した写真を挿入し、文字だけでは伝えきれない部分を補いましょう。
校正・公開	旅行先の情報（施設名・営業時間・住所・価格など）に誤りがないかを最終チェックします。 依頼もとに最終確認ののち、記事が公開されます。

これ以外にも、ライターが過去の旅行経験を書く場合や、依頼する側が取材を行う場合などもあります。

トラベルライターになるためのスキル

ではトラベルライターになるためには、具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか。

SEOスキル

SEOとは“Search Engine Optimization”の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに対して、サイトを上位表示させるために対策することです。

上記の調査によると、旅行記事を読む際に多くの読者が検索エンジンを利用しています。

SEOを意識したライティングができると、たくさんの読者が集められサイトの集客やアクセス数をアップできます。

したがって、SEOスキルはトラベルライターとして大きな強みになります。

写真が撮影できるスキル

写真が撮影できることは、トラベルライターに近年より求められるようになってきています。

なぜなら、いわゆる「インスタ映え」を目的とした旅行をする人も増えている今、様々な媒体で「映えスポット」の特集が組まれているからです。

前述の「Stayway」の調査でも、20代・30代の過半数が旅行での体験をInstagramに投稿している結果があります。この結果は今後さらに強まると予測され、それに関する記事の需要も高まることが予想されます。

旅行系メディアでは、自分の撮影写真が必須なサイトも多くあります。

プロの写真家ほど高いクオリティではなくても、読者が「ここに行ってみたい！」と思えるような魅力的な写真を目指しましょう。

取材できる

トラベルライターとして求められる「取材する力」は、以下の3つに分解できます。

コミュニケーション力	現地の人に直接話を聞くことが、記事のネタになります。 相手の本音や深い話を聞き出すために、心地いいあいづちや適切な質問ができることが大事です。 事前に絶対に聞くべき質問をリストアップしておくようにしましょう。
段取り力	限られた日程で確実に取材をすることが大事。 交通手段や営業時間などをあらかじめ調べたうえで効率的なスケジュールを立て、予定通りに行動していく必要があります。
臨機応変な対応力	綿密なスケジュールを立てても、旅行にはトラブルがつきもの。 起きてしまった際への対応力が求められます。また現地で新たに発見したテーマを、効果的に記事に取り入れられる柔軟な対応も必要な場面もあります。

読者が求める情報を執筆できる

最も大事なことは、読者が求める情報を執筆できることです。

まずそのためにペルソナの設定が不可欠です。ペルソナ設定とは、年代・性別といった大まかな属性だけでなく、「一人の架空の人物」を想定した詳細な人物設定をすることです。

具体的な読者を設定することで、記事の切り口を明確にしていくことができます。

またトラベルライターには情報を正確にリサーチし、執筆することも求められます。読者は、あなたの記事を頼りに旅行するため、最新の情報を正しく伝える必要があります。

正しい情報を見極め、不確かな情報で執筆しないように注意しなくてはいけません。

トラベルライターが他のライターと差別化できるスキル3選

• 動画編集
• SNS・ブログ発信
• ツアーガイドや旅行コンサルタント

それぞれ解説します。

動画編集

トラベルライターはビジュアルに訴えかけるコンテンツが求められるので、運営メディアがYoutube発信を行っていることもしばしば。そこでトラベルライターが動画編集ができるようになると、仕事を巻き取る可能性も上がるので、身につけておきたいスキル。

また、動画編集はYoutubeチャンネルを運営する際にも役立つので、旅行系Youtuberにあこがれがある方は、トラベルライター兼Youtuberとして個人ブランティングを目指すのも良いですね。

SNS・ブログ発信

前述したように、トラベルライターは「旅行」のビジュアルコンテンツを読者に伝えて心動かすことが至上命題。

よって、動画のみならずInstagramやTikTok、Twitterといった画像や動画を投稿できるSNSでフォロワーを増やしておくと良いでしょう。

なぜなら、フォロワーが増えるとトラベルライターとしてPR案件が来るようになり、こちらから営業する必要がなくなるからです。

ツアーガイドや旅行コンサルタント

自身の旅行経験や知識を活かしてツアーを企画し、旅行者にガイドやアドバイスを提供するのはトラベルライターで嫌いな人は少ないはずです。また両立することも難しくありません。

ツアーガイドや旅行コンサルタントでは

• 東南アジアへの移住コンサルタント
• ヨーロッパでの有名観光地のツアーガイド
• 海外輸出物販でのトラベルツアー（物販もやっている方は）

といった、旅行を皮切りにあらたなスモールビジネスを展開できやすいです。

トラベルライターのメリット・デメリット

トラベルライターの生活にも、もちろんメリットとデメリットがあります。

メリット

• 好きな旅行を仕事にすることができる
• 時間や場所にとらわれず働ける
• 自分の記事が大手メディアに掲載される
• 経費で旅行できる

会社員のように毎日決まった時間・場所に出勤する必要がなくなります。自分の好きな場所に住みながら、もしくは旅行しながら仕事を続けていけます。

また旅行メディアは大手が運営しているところも多くあるので、多くの人の目に留まる可能性があります。旅行が好き、それをたくさんの人に伝えたい、という人にはこれ以上ないメリットではないでしょうか。

デメリット

• 収入面で不安定
• 自己管理が必要
• 時間と体力が必要
• 純粋に旅行を楽しむことができない

前述したとおり、初心者の執筆収入は高くありません。自分でスキルを磨き、収入をアップさせる必要があります。

収入アップさせるために低単価の仕事をたくさん受けてしまうと、時間や体力面できつくなってきてしまいます。また好きな旅行を楽しめなくなってしまいます。

ある程度実績を積むまでは低収入であることを覚悟する、貯金をしておく、など事前に対策をしておくことでデメリットを防ぐことができます。

トラベルライターの募集サイト3選

トラベルライターを募集している旅行系サイトをご紹介します。それぞれサイト・記事の特色、ライターに求められている特徴が異なりますので、自分に合ったサイトを選ぶことが大事です。

未経験でも応募できるサイトもありますので、挑戦してみましょう。

itta（イッタ）

「itta」は「誰かを思わず旅行に誘いたくなる旅行メディア」をテーマに、専属のライターの記事によって構成されています。国内・海外問わず、観光スポットやグルメ情報の記事が集まっています。

募集ライターの特徴（募集ページより）

• ライターの個性を出す記事が求められる
• 自分で行った場所・撮った写真が必須
• PV数に応じてポイントが付与、ポイントを換金可
• 未経験可

GOTRIP！（ゴートゥリップ）

「GOTRIP!」は「思わず明日、旅に行きたくなってしまう！」旅行に関するネタを紹介することをコンセプトに運営されています。世界各地の穴場スポットやホテルにグルメ情報、「旅」に関する情報を

募集ライターの特徴（募集ページより）

• 今まで訪れた国が10か国以上
• 執筆経験のある方（未経験者は応募用記事でも可）
• 記事１本に対して報酬
• 定期的に取材旅行プレゼント

地球の歩き方

ガイドブックで有名な「地球の歩き方」のWEBページです。現地在住者からのおすすめ紹介という形で、現地の最新の場所や地元の人しか知らない情報が集まっています。

募集ライターの特徴（募集ページより）

• 自分の在住都市について情報発信
• 毎月4本以上の入稿・中長期の寄稿が条件
• 執筆経験のある方
• 年２回アワード（5千円～数万円）
• 他媒体への執筆依頼もあり

トラベルライターに必要なもの・スキル・収入について徹底解説！：まとめ

この記事では、トラベルライターについて解説してきました。本記事のまとめは以下のとおりです。

• トラベルライターは旅行しながら仕事ができる
• スキルを身につければ、未経験からでも挑戦できる
• トラベルライターの生活には魅力がたくさん
• 活躍できるメディアの特徴もさまざま

今回は、トラベルライターの実態をすべてお伝えさせていただきました。実体験をもとにしたトラベルライターになる方法なので、ぜひ参考にしてください。