「せどりは誰でも稼げる」「初月から10万円超え」──そんな広告に惹かれて始めてみたものの、実際には利益どころか赤字になる人が後を絶ちません。
せどり(転売)は在庫リスク、価格競争、手数料地獄、そして時間の切り売りといった数多くの“見えない落とし穴”が潜んでおり、個人が継続的に稼ぎ続けるには極めて厳しいビジネスモデルです。
にもかかわらず、「せどりは稼げる」と発信している人たちの多くが、本業として儲けているのは“せどりコンサル”であって、肝心の転売自体ではありません。この記事では、なぜせどりが再現性の低い稼ぎ方なのか、そして稼げる側に見える人たちの裏側について、冷静に分析・解説していきます。
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せどりはやめた方が良い6つの理由|2025年以降、個人が稼ぐには厳しすぎる現実
かつては副業の王道とも言われた「せどり(転売)」ですが、2025年現在、その構造的な限界が明確になりつつあります。プラットフォームの規約変更、価格競争の激化、時間対効果の低さなど、参入ハードル以上に継続の難しさが際立ってきました。
特に初心者にとっては「思ったより稼げない」「手間ばかりかかる」「なぜか赤字になる」という声が後を絶たず、現場では“利益”よりも“疲労”が積み上がっていくのが実情です。ここでは、せどりをおすすめできない具体的な6つの理由を詳しく解説します。
理由①|2025年、すでにせどりのイメージが悪すぎる
せどりはもはや“社会的に好意的に見られる副業”とは言いがたい存在になっています。SNSやメディアでは「転売ヤー=迷惑行為」という認識が浸透し、家族や友人からも否定的な目で見られがちです。
とくに話題になるのが、チケットや限定品を高額転売して利益を得る行為であり、「せどり=悪質な行為」という風評をせどり全体が被ってしまっているのが現状です。
チケット不正転売禁止法(文化庁/政府)によると、 「特定興行入場券の不正転売を禁止する法律」が公布・施行されており、高額転売を規制する制度が整備されている。
「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(略称チケット不正転売禁止法)が平成30年12月14日に平成30年法律第103号として公布され、令和元年6月14日から施行されました。
引用:チケット不正転売禁止法
この空気の中で活動することは、精神的にも社会的にも消耗を招きます。せどり自体が法に触れているわけではないものの、消費者の敵になりやすいビジネスであるという時点で、長期的に見れば持続可能な選択肢とは言い難いでしょう。
理由②|Amazon・楽天の規約変更により個人が排除されつつある
近年、Amazonや楽天といった主要なECプラットフォームでは、販売者に対する規約がますます厳格化しています。たとえば、Amazonでは真贋調査の強化により、正規ルートでない商品は出品停止やアカウント停止の対象になりやすくなっており、領収書や取引履歴を提出できない個人せどらーは不利な立場に置かれがちです。
また、楽天では法人登録が実質必須になりつつあり、個人が副業として参入しづらい仕組みに変わりつつあります。プラットフォーム側が求めているのは「安心・安全な取引を提供できる正規販売者」であり、薄利多売の個人転売は排除の方向に進んでいます。この流れは今後さらに加速することが予想されます。
理由③|新品・中古問わず価格競争が激化して利益が出ない
せどりの基本的な収益構造は「安く仕入れて高く売る」ですが、この“差額”が取りづらくなってきています。大手の店舗や法人せどらーが大量仕入れによって価格を吊り下げ、個人が参入する余地がほとんど残っていません。
中古品市場も同様で、メルカリやラクマなどのフリマアプリが普及したことで、誰でも簡単に価格を比較できるようになり、相場は下がる一方です。
その結果、1商品あたりの利益は数百円程度、配送ミスや返品が発生すれば赤字にもなりかねません。利益率を確保するために大量出品を余儀なくされ、時間と労力ばかりかかる…そんな状態に陥るせどらーが急増しています。
理由④|在庫管理・発送・クレーム対応で時給換算が低すぎる
せどりは見かけ上の“利益”だけを見ると魅力的に見えますが、実際の作業量を考慮すると、時給換算で500円を切るケースも珍しくありません。商品リサーチ、仕入れ、価格設定、撮影、出品、梱包、発送、顧客対応、返品処理…。これらすべてを一人でこなす必要があり、しかも在庫を抱えればスペースの確保や資金拘束の問題も発生します。
さらに、配送ミスや初期不良によるクレーム対応も重なれば、精神的なストレスも無視できません。「自由に働ける副業」どころか、「在宅でひたすら単純作業を繰り返す肉体労働」と化してしまい、長期的に続けられる人はごくわずかです。
理由⑤|本当に稼げるジャンルは一部の経験者が独占している
せどりの中でも“稼げるジャンル”はごく一部に限られており、しかもその情報はクローズドで共有されているのが実情です。たとえば「プレミア価格がつく限定商品」や「需要が急上昇している型落ち家電」など、利益が取れる商材の情報は、すでにコミュニティや上級者のネットワークで囲い込まれています。
初心者がSNSやYouTubeで調べて出てくる商品は、すでに“狩り尽くされた後”の情報であるケースが多く、同じように仕入れても赤字になるリスクの方が高いです。結局、稼げる人は稼げる理由を持っており、何の経験も人脈もない初心者が同じ土俵で戦うのは非常に困難です。
理由⑥|情報商材ビジネス化しており初心者が“カモ”になりやすい
近年、せどりは「教える側が一番儲かるビジネス」へと変質しています。SNS上では、実績の真偽が不明なインフルエンサーが「せどりで月収100万円達成!」とアピールし、高額な教材やコンサルを販売しているのが日常風景です。
令和6年7月以降、SNS等に表示されるアンケート副業に関する広告をきっかけに、「当社が案内する副業はアフィリエイトである。この副業をサポートする。アフィリエイトは、初心者でも簡単に稼ぐことができる」、「このプランなら、月50万が当たり前になる」、「儲けが出なければ返金保証がある」など、副業のサポートプラン契約をすれば、簡単に契約金額以上の報酬を得ることができるなどと勧誘を受け、高額なサポートプランの契約をしたが、報酬が得られなかったなどの相談が各地の消費生活センター等に数多く寄せられています。
消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」
〇「情報商材※」に関連する20歳代の
消費者からの消費生活相談件数は
年々増加傾向。
〇2020年も対前年比で約12%増加、
2015年と比べても約10倍に増加。
中には有益な内容も存在しますが、実際には“再現性の低い成功体験”を切り取っただけのノウハウも多く、購入者が実践しても結果が出ないことが大半です。
しかも、購入後のサポートが手薄だったり、グループ内で再度セミナーを売られるなど、搾取構造に巻き込まれる危険もあります。本当に稼いでいるのは“転売”ではなく、“転売の方法を売る人たち”という矛盾を抱えているのです。
せどりで一番儲かるのはせどりコンサルやせどりスクール|実際に稼いでいるのは“教える側”だった
「せどりで月収100万円稼げる!」という言葉の裏側には、“教える側が最も儲かる”という構造が隠れています。副業初心者の多くは「稼げるノウハウが知りたい」と思いスクールやコンサルに申し込みますが、実際にはその費用が非常に高額で、教える側の利益は非常に大きく、しかも原価も限りなく低いのが現実です。さらに、教えた受講生の多くが結果を出せていないという話も珍しくありません。
せどりで大きく儲けているのは「せどりで稼ぐ方法を売っている人たち」であり、せどりそのものの難易度は年々高まっています。この章では、その収益構造の実態を明らかにします。
スクール1人50〜100万円ぐらいの料金で原価がせどりより少ない
せどり系スクールやコンサルの受講料は、1人あたり50万〜100万円に設定されているケースが珍しくありません。しかも、物販とは異なり、在庫リスクや仕入れ資金が不要なため、教える側の利益率は極めて高いのが特徴です。
Zoomでの数回の面談、チャットサポート、あとは既存の動画コンテンツを使い回すだけでも、数十万円の報酬が発生する仕組みです。
一方で、受講者側はその費用を回収するためにせどりを始めますが、現実には価格競争や在庫過多で稼げず、赤字を抱えるケースもあります。つまり、「せどりは儲からないが、せどりを教えることは儲かる」という非対称な構造がすでに成立しているのです。
せどりスクール運営者に聞いたところ代金の元が取れるのはせいぜい1〜2割とのこと。
実際にあるせどりスクール運営者に聞いたところ、「受講料の元を取れる受講生は全体の1〜2割程度」との話がありました。
つまり、90%以上の人が高額な受講費用を支払いながら、目標の売上を達成できていないということです。
もちろん個人差はあるにせよ、スクール側も“成功するのは一部”であることを前提として運営しているのが実態です。
これは指導内容が悪いわけではなく、市場環境や労力、センスなど複合要因によって難易度が極めて高いのです。それでも「月商〇〇万円達成!」と一部の成功例だけがSNSで強調され、結果的に新たな“カモ”を呼び込む構造が続いています。
せどりスクール運営者の実績が正しいかはわからない
そもそも、せどりコンサルやスクール運営者が公表している“実績”が事実かどうかは、第三者が検証する術がありません。「月商1,000万円突破」「利益率30%以上」などといった実績はあくまで“本人の申告”であり、客観的な証明があるわけではないケースも多く見受けられます。
しかも「月商=売上」であり、経費や人件費を引いた“利益”が実際はいくらだったのかは伏せられることがほとんどです。
消費者が副業やお小遣い稼ぎをしようと転売ビジネスのノウハウやサポー
トを提供するという事業者と契約したが、「誰でも簡単、月収 100 万円は稼げるというネット広告
や説明を信じたのに儲からなかった」「サポート料として 50 万円支払ったのに、全くサポートし
てくれない」「返金保証があると言われて契約したのに、解約しても返金がない」などのトラブル
がみられます。また新型コロナウイルスに関連して「将来が不安だ」「アルバイト収入が減った」
などの理由で転売ビジネスを始めてみたがトラブルになったというケースも複数みられます。
【事例2】誰でも稼げるというセミナーをきっかけに高額契約したが、作業が難しくできない
「誰でも稼げる」というセミナーが開催されているとインターネットで知り、参加した。海外
の通販サイトで商品を選び、日本のクラウドファンディングのサイトで紹介・転売するという話
を聞いた。海外の通販サイトで便利そうな工具用品をみつけたので、試しにセミナーの講師に見
せてみると「この商品で 300 万円は儲かる」と言われた。その気になり、もっと具体的に儲ける
方法を教えてもらうために、スキル向上指導などの名目で 130 万円の契約を申し込むことになっ
た。「先に日本のクラウドファンディングのサイトに売れそうな商品を出品し、売れてから海外
サイトで実際に商品を仕入れる」と説明され、やってみたが数万円しか売れなかった。またセミ
ナーでは説明されなかったが、商品を日本で独占販売できるよう海外の事業者に英語でメールを
何百件と送るなどの作業が多く、難しくてできない。簡単には稼げないので解約したい。
(2020 年7月受付 40 歳代 男性)
引用:独立行政法人国民生活センター 転売ビジネス関連相談事例の報告書 「転売ビジネス」で稼ぐつもりが…簡単には儲からない!-ネット広告やSNSの情報、友人からのうまい話をうのみにしないで-
さらに、教える内容と本人が実践しているノウハウが異なる場合もあり、「自分ではもう稼げない手法」を教えている可能性すらあるのがこの業界のグレーな実情です。信用に値するかどうかを見極めるリテラシーが、受講前に求められます。
せどりはやめた方が良い点についての注意点|盲目的な否定ではなく、冷静な判断を
この記事では「せどりはやめた方がいい」と明言していますが、それは“すべてのせどり”を全否定するものではありません。中にはしっかり利益を出している事業者もいますし、せどりをきっかけに物販スキルを高め、次のビジネスにつなげている人も存在します。
ただし、それが可能なのは一部の例外であり、初心者が夢見がちな「誰でも簡単に稼げる」副業ではないという事実を強調しています。ここでは、誤解を避けるために、あらためてこのテーマに対する注意点を整理しておきます。
せどりやせどりスクールを批判するわけではない
本記事の目的は、せどりやスクールそのものを攻撃・批判することではありません。実際、まじめに取り組み、しっかりサポートしているスクールも存在しますし、正攻法でせどりをビジネスとして成立させている人もいます。
しかし、ネット上には誇張された成功体験や、再現性の低いノウハウを売るだけのビジネスも混在しており、初心者が見極めるのは極めて困難です。
そのため、「期待値と現実のギャップ」が非常に大きく、結果的に「やめておいた方がよい」という結論に至るわけです。せどりそのものよりも、“副業初心者を囲い込む構造”にこそ、注意を促したいのです。
悪質なチケット転売やハッピーセット転売こそ滅びるべき
せどりの中でも、とくに悪質とされるのが「チケット転売」や「マクドナルドのハッピーセット転売」のような倫理的に問題のある手法です。
純粋な価格差を利用する商取引ではなく、限定性や希少性を人為的に利用して価格を吊り上げ、消費者に不利益を与える行為です。ライブやイベントに参加したいファンがチケットを買えず、転売屋が利益を得るという構図は、社会的にも強い反感を買っています。
マクドナルドのハッピーセットを大量購入し、おもちゃだけを転売する行為も、企業や店舗に負荷をかけ、実質的に迷惑行為とされます。せどりに限らず、「誰かを不幸にして稼ぐ手法」は長期的には淘汰されるべきです。
商品横流しと指を刺されないよう、せどりではなく卸や直取引がおすすめ。
現代の消費者は、誰から買うかを気にする時代になっています。転売やせどりを通じて購入された商品に対して「これはどこの誰が扱ってるの?」という不信感を抱かれることも珍しくありません。
特にブランド品や化粧品、サプリメントなどは、出所の曖昧さが購入意欲を著しく下げます。
その点、正規の卸業者やメーカーとの直取引を通じた販売であれば、信用・安定・継続性の3点を備えたビジネスとして成立しやすくなります。
せどりから一歩踏み込んで“事業者”としての道を選ぶことで、後ろ指をさされることのない堂々とした販売が可能になります。
薄利多売よりも、信頼をベースにした商売を選ぶ時代にシフトしています。
まとめ:せどりはマジでやめたほうがいい理由:稼げる人はせどりコンサルのみ。
せどりは一見手軽な副業に見えますが、実態は厳しい価格競争・低利益・手間の多さに加え、情報弱者をターゲットにしたコンサルビジネスが蔓延しています。
本当に稼げているのは「せどりのやり方を教える人たち」であり、初心者がそこに参入しても割を食うのが現実です。正規ルートで信頼を築ける仕組みや、価値を提供できるスキルの習得こそ、これからの副業・起業の王道です。もしあなたが本気で収入を得たいなら、「せどり」ではなく「戦略」を選ぶべきです。
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