WEBライターは「誰でも簡単に始められる」仕事として人気を集めています。
しかしWEBライティングを勉強する方法については意外と知られておらず、ただ闇雲に文章を書いている人も多いのが現状です。
「WEBライターの仕事をしたいけど、どういう文章をかけばいいの?」
「自分の書いた記事が読みにくいけど、どうやったら改善できるの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなWEBライティングの学習法に関するお悩みに、私が実際にWEBライティング技術を向上させた方法をお答えします。
具体的には
- クラウドワークスのWEBライター検定について
- クラウドワークスのWEBライター検定で学べること
- クラウドワークスWEBライター検定とその他の資格の違い
の順番にご紹介していきます。
7分くらいで読めますし、WEBライティングのスキルが劇的に改善される可能性が高いので、まずはご一読を!
どうしたらライティング能力が向上するかについて、多数の書籍やWebサイトが存在しますが、中でも私がおすすめするのは、WEBライター検定への挑戦です!
クラウドワークスが行っているWEBライター検定では、その合否によってスキルの向上を実感できます。
また検定合格までの道筋がはっきりしているので、とても挑戦しやすくなっています。
クラウドワークスのWEBライター検定とは
「WEBライター検定3級」、「Webライター検定2級」、「Webライター検定1級」、「ビジネス事務検定」の4つの「スキル検定」が受検できます。

なかでもWEBライター検定は、WEBライティングに関する知識・技能のレベルを測ることができ、WEBライターの登竜門として知られています。
3級の合格率ですらなんと5%以下と言われており、3級合格というだけで技術的にもポジション的にも他のライターと差をつけることができます。
なので、WEBライターとして仕事をしていくのであれば、できるだけ早めに挑戦しておきたい検定です。
クラウドワークスWEBライター検定の受検手順
WEBライター検定を受検するまでの手順は、以下の通りです。



どんなに自分のWEBライティング能力に自信があっても、必ず3の講義動画は閲覧することをおすすめします!
WEBライター検定に求められる知識・能力をわかりやすく解説してくれているので、知識の抜け漏れなどを確認するのにも効果的です。
かくいう私も情報リテラシーやものを書くことにはそれなりに自信がありましたので、実は動画を一切視聴せずに3級を受検しました。
検定が始まると、聞かれていることは常識的なことばかり…たまにおや?と思うような問題もありましたが、基本的には自信をもってすべての問題を解き終えました。
結果は…なんと「不合格」。少しプライドが傷ついたのを覚えています。
しかしいざ動画を見てみると、自分があくまでWEBライターとしては初心者でしかないことを痛感させられました。
また手探りでWEBライティングスキルを勉強するよりも、体系的にまとまっている教材から学習する方が効率が良く、自信を持って学習に取り組めることも体験できました。
講義動画を有効活用し、WEBライターとして必要な知識・技能を獲得しましょう!
各検定の講義動画の視聴料と検定の方式は次の表の通りです。
スキル検定 | 講義動画の視聴料(税込) | 検定の方式 |
WEBライター検定3級 | 無料 | マーク式 |
WEBライター検定2級 | 10,000円 | 記述式 |
WEBライター検定1級 | 12,000円 | 記述式 |
ビジネス事務検定 | 無料 | マーク式 |
受検級によって講義動画の視聴料、検定の方式が異なるので注意しましょう。
なお、各検定で一度不合格となってしまっても、14日後に再受検することができます。
1度不合格になっても諦めずに学習を継続し、合格を目指しましょう!
クラウドワークスWEBライター検定初級(3級)とは
クラウドワークスのWEBライター検定3級では、「プロのWebライターとして必要な知識を有している」かどうかが問われます。
合格するとクラウドワークスのプロフィールに合格証が表示されます。
あなたのウェブライタースキルの保証と、仕事への熱意のアピールに役立つはずです!
3級の講義動画の構成は次のようになっています。
講義動画の構成(動画数) | チャプター内容 | 再生時間 |
オリエンテーション(2) | 本講座の進め方 | 10:46 |
Chap.1(3) | 準備 | 24:18 |
Chap.2(5) | 正しい文章を書く | 37:58 |
Chap.3(8) | 読みやすく書く | 38:14 |
Chap.4(8) | わかりやすく書く | 1:17:32 |
まとめ(1) | 2:47 |
動画の合計視聴時間は3時間を超えるため、一気に視聴するのは困難です。
しかし動画の再生スピードは0.25倍から2倍まで0.25倍刻みで調節することが可能です。
表のチャプター内容を見ればわかる通り、3級の講義動画の内容は基本的な文章の書き方についてです。
この「文章の書き方」の中には執筆ガイドラインや表記揺れなどWEBライターとして活動をする上で必要不可欠な知識も含まれています。



3時間の講義内容を一度流し見しただけですべて吸収するのは難しいので、ノートをつける、メモを取るなどをしながら繰り返し講義動画を視聴し、着実に知識を身につけて合格を目指しましょう!
WEBライター検定3級の問題における出題傾向を大まかにまとめてみたので、ぜひ参考にしてください!
- 日本語の基本的な使い方(敬語、重複表現など)
- コピペ、執筆ガイドラインなど、ライターのモラルに関する項目
- ビジネスシーンで用いられる正しい文面について
講義動画を視聴する時にも、このポイントにはとくに注意してみてください!
クラウドワークスWEBライター検定中級(2級)とは
WEBライター検定2級では、「構成案に基づいて、品質の高い文章を書くことができる」、「構成案に基づいて見出しを書くことができる」能力が問われます。
講義動画の中では、構成案に基づいた短文の作成方法に加えてSEOについての内容にも触れるので、3級よりも1ランク上の知識・技能を獲得できます。
講義動画の視聴料は10,000円で、検定の方式は記述式です。
視聴料、検定の方式のどちらの側面を見ても、3級よりもかなり難易度が高いです。
そんなWEBライター検定2級ですが、合格によるメリットとデメリットをそれぞれまとめてみました。
WEBライター検定2級のメリット
- クラウドワークス上で資格ホルダーとして表示される
- WEBライターに必要な知識が獲得できる(SEOなど)
- 自分のライティング能力に自信が持てる
とくに1つ目のメリットはクラウドワークス上で仕事を受注する上で、受注先のある程度の信用を買うことができるという意味ではすごく大きいですね。
- 先方の信用も得ながら、自分も自信を持ってライティングできる。
- また自分のライティング技術への自信から、仕事への応募に積極的になれる。
そんな資格ですので、ぜひ挑戦してみてください!
WEBライター検定2級のデメリット
- 2級に合格したという事実だけで劇的に仕事が増えるわけではない
- クラウドワークス以外のクラウドソーシングサービスでは通用しにくい
- 講義動画の視聴に料金が発生する
WEBライター検定2級は確かに合格までの道のりは大変ですが、合格すればすぐ仕事をいただけるかというとそう単純な話ではありません。
発注者に仕事を売り込む際にある程度の実力を証明してくれるものにはなりますが、仕事を見つけ、応募とアピールを繰り返していくという基本的な仕事のスタイルは変わりません。
あくまでも応募が競合したときのアドバンテージ的なものとして捉えましょう!
またWEBライター検定はクラウドワークス内部で行われる検定なので、ランサーズなどの他のクラウドソーシングサービス上では効果を発揮しにくいのも特徴です。
しかしメリットのところで挙げたWEBライティング技術への自信から、他のサービスでの活動に良い変化があるはずです!
WEBライティング技能検定とWEBライター検定の違いって?
WEBライティング技能検定は日本クラウドソーシング検定協会(CPAJ)が提供している検定です。クラウドワークスの検定と同様にWEB上で受検することができます。
同団体が提供する「WEBライティング技能検定講座」を購入した人が対象です。
試験時間は90分、検定料は税込で6,000円で月に1回(各月の20日前後に)行われます。
具体的な試験日程は日本クラウドソーシング検定協会のHPで確認できます。
この検定では社会人のマナーやクラウドソーシングでどのように仕事をしていくべきかという知識が身につきます。
また、ライティングに関する知識ももちろん問われます。
クラウドワークスのWEBライター検定との違いは、大きく次の4点になります。
- 一般社団法人が提供する検定のため、資格がどのサービスにも通用する
- 検定料がかかる
- 検定を実施する日時が指定されているので、時間的な自由度が低い
- 検定におけるライティングの比率が少ない
WEBライティング技能検定の合格特典として、クラウドソーシングサービスによっては報酬があがったり、クライアントに積極的に紹介してもらえたりします。
クラウドワークスのWEBライター検定との違いをよく理解し、受検する検定をしっかりと精査しましょう!
Webライティング能力検定とWEBライター検定の違いって?
Webライティング能力検定とは、日本WEBライティング協会が提供する検定です。
試験時間は90分、検定料は税込で13,500円、検定が行われるのは3ヶ月ごとの日曜日となっています。
ここまで紹介してきた検定と違い、WEB上ではなく事前に指定された会場で受検する方式です。
試験内容と配点は以下の通りになっています。
科目 | 内容 | 配点 |
国語 | 誰でも理解できる平易で正しい日本語 | 12点 |
ウェブライティング | 企業HP、ネットショッピング、ブログ、FB、などのライティングスキル | 12点 |
コピーライティングメールライティング | 売れるライティングメールによる顧客対応 | 16点 |
SEO | 多くの人に訪問してもらい、売上を上げられるSEO | 16点 |
倫理・法律炎上対策 | トラブルを起こさないライティングスキル | 16点 |
WEBライティングに関するミニ論文(200~300文字) | 意図が適確に伝わり信頼を高められる文章 | 16点 |
この表からわかるように幅広いライティング能力について問う検定ですので、事前準備をしっかりして検定に臨みましょう!
検定級は1〜3級ですが、それぞれの級の検定問題があるわけではなく、同一の検定問題を受けてその結果によって合格級が決まるという方式をとっています。
Webライティング能力検定とクラウドワークスのWEBライター検定との違いをまとめてみました。
- 一般社団法人が提供する検定のため、資格がどのサービスにも通用する
- 2012年から行われている検定で、認知度が高い
- 検定料がかかる
- 検定を実施する日時・場所が指定されているので、受検の自由度が低い
- 資格が2年で失効する
特に最後の2点がこの検定の特徴になっています。
日時・場所の指定があることは確かに自由度が低いとも捉えられますが、不正が起こりにくく、信ぴょう性が高い資格であると捉えられます。
またこの資格は2年で失効しますが、資格更新用のセミナーや動画配信があり、それらを受講することで資格の期限を2年間伸ばすことができます。
合格証の郵送を含め、資格の更新にかかる費用は税込12,000円です。
2年間の資格期限について、日本WEBライティング協会は次のように説明しています。
Webライティング能力検定の資格保有者は、常に新たなトレンドに敏感で、スキルを磨いている存在であって欲しいと思います。(中略)
更新を設けることによって、本人の自覚を高めることができると同時に、資格に対する社会的な信用が一層高まります。
(参考:日本Webライティング協会HP「WEBライティング能力検定」)
受検形態や資格の有効期限、資格の信ぴょう性などを総合的に判断して、どの検定を受けるのかを決めましょう!
さまざまな検定と同時に受けられるので、!短期間でスキルアップしたい忙しい主婦やサラリーマンの方には魅力的ですね!
WEBライターが受検できる資格検定について現役ライターが徹底解説!:まとめ
この記事では、WEBライターに関する資格と勉強方法について解説してきました。本記事のまとめは以下のとおりです。
- WEBライティングのスキルアップには、検定の受験がおすすめ!
- クラウドワークスのWEBライター検定3級では、無料の講義動画を視聴できる
- その他にもWEBライター用の検定は複数存在し、受検方式や検定料が大きく異なる
- 自分に合った検定を選び、合格を目指して知識・技能を獲得しよう!
今回は、WEBライターの資格と勉強方法のすべてをお伝えさせていただきました。実体験をもとにした、本当に役立つ学習ノウハウなので、ぜひ参考にしてください。
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